精霊たちーはがき大ペン画 作品1385 | ザーアートマンのブログ

ザーアートマンのブログ

ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

 故事のある言葉

 仏教からの言葉

 

〖燕雀〗

    えんじゃく

 

燕雀焉(いずく)んぞ鴻鵠の志を知らんや」ですね。

燕雀は「つばめとすずめ」で「小鳥=小物」のたとえ

で、鴻鵠は「大鳥と白鳥=大物」のたとえであります。

小人物は大人物の考えを理解することはできない

ということですね。

『史記ー陳渉(勝)世家』にあるお話し。

 秦王朝の時代。陳勝は若いころ人に雇われていま

 した。ある時、陳勝は雇い主に「出世してもお互い

 のことを忘れないでいましょう」というと、雇い不には

 笑って取り合いませんでした。

 そこで陳勝は「燕雀焉(いずく)んぞ鴻鵠の志を知らんや」

 と言ってため息をつきました。

 後に陳勝は秦の圧政に反乱を起こし、時代変革の

 先駆けとなります。

〖陳勝・呉広の乱〗

 ちんしょうごこうのらん

秦国末の兵士であった二人が起こした中国史上初の

農民反乱。

秦の始皇帝が崩御すると、末子胡亥(こがい)が兄の

扶蘇を誅殺して帝位につきます。

陳勝と呉広は辺境の守備の為に、強制的に徴兵され

た農民数百名と漁陽へ向いますが、途中で大雨に出く

わし期日までに目的地へ着くことができなくなります。

秦の法律では忌日に間に合わないと斬首されることに

なっていました。そこて多少とも生き延びる可能性にか

け、反乱を起こしたのであります。

この時に兵たちに行った演説に「王侯将相いずくんぞ

種あらんや」であります。

 

<仏教からの言葉>

〖歓喜〗

        かんき

 

「かんき」というと「非常に喜ぶこと」ですが、もとは

仏教語で「かんぎ」と読み、非常に喜ぶことですが

これは「仏説を聞いて法の喜びが心に沸き起こる」と

いうことでありました。

「歓喜踊躍(かんきゆやく)」という言葉がありますが、

「踊躍」は「こおどりする」ことて゛「非常に喜びこおどり

する」ことですね。

浄土門ではを身をよろこばすことを「踊躍歓喜

をよろこばすことを「信心歓喜しています。

 

<漢字の勉強>

ーつばめ・エン

つばめの姿を描いた甲骨文字からできた象形文字。

借りて「さかもり」「やすらか」の意味にも用いる。

燕飲~酒盛りをする  ・燕居~くつろぐ

燕室~休憩部屋 

燕頷虎頭(えんがんことう)

燕のアコと虎の頭で、遠国で諸侯となる人相だそうで

す。ある人相見が後漢の班超を見て上記のように預

言したところから。

(補)

日本の古語では「ツバクラメ」といい、語源は「翼黒鳥

「メ」は接尾語で、小鳥を表します。

燕は毎年同じ場所にやってきて、巣をつ作り、子を育て

る習性から、子授けの神である高媒の神体とされてい

ました。

簡狄という生娘が燕の卵を飲み込んて身籠り、殷の始

祖の契(せつ)を生んだといいます。

 

<漢字の勉強>

ーすずめ・ジャク

小=ちいさい」に「隹=とり」で、すずめの意味。

雀躍(じゃくやく)ー小躍りするさま。

(補)

雀の鳴く声は節度があるとされます。それにちなんで

酒の飲み過ぎを戒める意味で雀を模した爵(しゃく)とい

う酒器があるそうです。

面白い話があって、孔子の弟子が無実の罪て投獄さ

れたとき。獄窓に集まって来た雀の会話で、真犯人を

見つけたそうです。

 

ーおおとり・コウ

」に「工=大きい」に「」で、大きな水鳥。(=大白鳥)

 

ーくぐい・コク

告=皓=白い意味」に「」で、白鳥のことを示す。

和訓の「くぐい」は日本語の古名であります。

白鳥は一度飛び立つと千里を飛ぶとされ、遠大な

志の象徴となっています。

→皓歯~白い歯(明眸皓歯)

 

 

                            今日一日幸運でありますように!

                       

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武

部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)

中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)