精霊たちーはがき大ペン画 作品1345 | ザーアートマンのブログ

ザーアートマンのブログ

ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

≪ゆみへんー弓≫

 

〖弓〗

字の成り立ちは「弦を張った弓の象形」で、「弓は穹な

り」で、アーチ状に曲がるという形態的特徴を捉えたも

のです。

 

世界各国に、原始時代からあった狩猟用、戦闘用とし

て使われていました。

 

大別すると、一本の木で作られた「丸木弓」と、木と竹

または動物の腱などを張り合わせた「複合弓」があり、

長弓短弓があります。

 

和弓]は長弓で七尺前後(二メーター前後)で、縄文

時代には漆を塗った複合弓と丸木弓が併用され、

やじりには黒曜石が使われていました。

 

神事で使われる邪気払いの弓は、梓の木でつくられ

た物でありました。

矢をつがえず弓の弦の鳴る音は、異界や宇宙に通じ

るとされ、梓巫女が梓弓の弦を鳴らして靈を招くこと

やまた逆に悪霊を祓う儀式がありました。

 ○桑の弓・・・桑弓(そうきゅう)は男の子が生まれた時

         に前途の厄を祓うため、家の四方に向

         かって桑弓で蓬の矢を射ました。

 ○桃の弓・・・大晦日に朝廷で行われた追儺の式で

         鬼を祓うために使われました。矢は葦

         の茎を用いたもの。

         ※追儺(ついな)は節分のもとになった儀式。

 ○威儀弓・・・祭礼、儀式などに用いられるもので、

         竹製籐巻弓や梓製朱塗弓が用いられ

         ました。

 

≪ゆみへんの字≫

 

ーつよい・しいる・キョウ・ゴウ

「彊」の略字で「がっしりとした殻を被った甲虫」で、

硬く丈夫な意に用いる。

[別説]「彊」は「田の間に一線で区切りをつける+弓

(硬く張った弓)」。

 

ーよわい・わかい・ジャク・クャク

原字は、弓の中の「ン」は「彡」で「弓二つ+彡(模様)」

で、飾りをつけたやわらかい弓。

[補]「彡」は「なよやかな毛の象形」で、弱い、たわむの

   意味を表しています。

 

ーおおゆみ・いしゆみ・ド

字の成り立ちは「奴=粘り強い女性の奴隷」に「」で、

力の強い弓。

機械仕掛けで射る強い弓。(ボーガンに似た形状)

[別説]「奴」は「しなやかで弾力性がある意」で、バネ

     仕掛けの石弓。

  超弩級・・・同類のものよりもけた違いに大きいこと

 

ーゆみ・コ

字の成り立ちは「」に「瓜=まるいうり」で、まるく曲線

をなしたゆみ。

  弧線・・・弓なりに曲がった曲線。

  懸弧・・・男の子が生まれると、門前に弓を懸けて

       邪気を払う慣習。

 

ーつる・ゲン

字の成り立ちは「」に「玄=細い糸」で、弓の細い糸。

のち、楽器に付けた細い糸で、こちらはもと「絃」と

表記していました。

※「玄」は「ーの上にわずかに出た糸の端」で、良く見え

 ないさま。素人(しろうと)⇔玄人(くろうと)・玄妙

 

ーはる・チョウ

字の成り立ちは「」に「長=ながい」で、弦を長くする、

はるの意味。

ぴんと長く平らに伸びるの意を含む。

[補]「長」は「長髪をなびかせた老人の姿」。

 

ーゆるむ・シ

字の成り立ちは「」に「也=ひさげ」で、ひさげいっぱ

いにたれ流れるように弓の弦がたわむ意味。

「ひつげ」は酒杯に酒を注ぐもので、急須の形を

 した蓋のない酒器。

 

ーひく・イン

字の成り立ちは「弓+|」で、弓をひいてひっぱり

伸ばしたようす。

(補)

楽器をひく時は「弾」を用いる。

自分の方に近づける時は「曳」を用い、しりぞく場合

には「退」を用います。

 

ーひろい・ひろめる・コウ

字の成り立ちは「」に「厶=ひろい」で、弓を強くはじ

いた時の音が、ひろまるの意味。

[別説]

「厶=肘を広く張り出したさま」で、弓を充分に張るこ

とをしめす。

 

ーひさしい・あまねし・や・ビ

原字は「」で、「」に「爾=はなやかに咲きほこる象

」で、時間的、空間的にのびやかに満ちわたるの意。

 

                            今日一日幸運でありますように!

                       

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)