精霊たちーはがき大ペン画 作品1323 | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

             ≪へびー蛇

 

〖水神〗

「へび」はその形状がくねくねと細く、川に似ている。

その川の水が豊穣をもたらします。

「ヘビ」は脱皮して成長していきます。

これが「死と再生」、不老不死の霊力を持つとされ、

毎年、穀物が芽吹き実ることを願う農耕祭神と結び

つき、水神(=農耕神)として崇められるようになります。

農耕文化においては、もともと蛇は鼠を捕食すること

から、恐れながらも大切にされていたようであります。

そのようなところから、縄文時代の土器、土偶なとに

蛇の文様が多くみられます。

当時の祭祀は水神に仕える巫女が、男性の象徴で

もある水神と交わるという形態で行われたてたよう

です。

仏教の密教が伝来すると、財宝神 弁財天と結びつ

きます。

これは弁財天の前身がインドのサラスヴァティ川を

神格化した女神であったところからで、同じ水神とし

で習合したものであります。

(財布に蛇の抜け殻を入れておくと、金が貯まると言

われるのは、これによるものかな?)

 

川は恵みを与える反面、洪水などにより地域を押し

流す恐ろしい面もあります。蛇も恐れられますね。

ちなみに、ヤマタノオロチは出雲の斐伊川(ひいがわ)

本支流を表しているという説があります。

 

古代中国の伝説の三皇の一人、伏羲とその妻 

女媧は人頭蛇身で絡み合った姿で表されます。

手には権力や知を象徴するコンパスと定規を分け持

ちます。このように、蛇は特別な霊獣でありました。

※伏羲は華胥国(かしょうこく)の娘が、巨人の足跡を踏んで

 宿したと伝わってます。

 

〖蛇の象徴〗

・再生・・・脱皮して成長をする。→死と再生の象徴

・知恵・・・特に狡猾さ。(アダムとイブの誘惑)

 

【古代ギリシア】

神話では「生命の象徴」で、医神アスクレビィオス

の杖には一匹のヘビ(薬師蛇)が巻き付いていま

す。

(おもしろいことに、仏教の薬師如来の使いも蛇

あります。)

また、ウロボロスという「自分の尾を飲み込む蛇」は

死と再生の象徴の蛇からで、始めも終わりもない完

全なものということを表しています。

【古代エジプト】

歴代ファラオの王権、主権、神聖の象徴であります。

 

ーへび・シャ・ダ

字の成り立ちは「虫」に「它=へびの象形」。

異字体は「虵」で、「也」もへびの象形です。

和訓の「へび」は語源は「延虫=はへむし」ということ

からだそうです。

 

杯中の蛇影

なんでもないことまで不安になり、心を悩ますたとえ。

中国は漢の時代。杜宣という者が友人の部屋で酒

 を飲んだ時、自分の杯に映った弓を蛇と見誤り、酒

 といっしょに蛇を飲み込んだと思って病気になってし

 まった。そのごそれが弓の影であったと知って、たち

 まちよ病が治ったと。

 

竜頭蛇尾

初めは勢いが盛んだが、終わりになると衰えて振るわ

ないこと。(=頭でっかち尻つぼみ)

 

蛇足

余計な付けたし。

中国の楚国で、司祭者が召使たちに酒をふるまった。

 召使たちはみんなで飲むには足りないので、地面に

 蛇の絵をかき、早くかき上げた者が飲むことにして同

 時にかき始めた。最初にかき上げた者が大杯を引き

 寄せて、自分の早さを自慢して「足までかけるぞ」と

 いって、足を付け足した。そうすると次にかき上げた

 者がその杯を奪い取り「蛇には足はない。権利は俺

 にある」といってその酒を飲みほしたと。

 

 

                            今日一日幸運でありますように!

                       

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)