精霊たちーはがき大ペン画 作品1320 | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

  ≪あんざんしー案山子Ⅱ≫

 

〖案山子〗

和訓で「かかし」とよみます。

鳥獣から田畑を守る人形ですね。

日常、慣用的に「見掛けだおしの役に立たない人

としても用いられます。

「かかし」の語源は「嗅(か)がし」からで、古くは鳥獣

が嫌がるように、その肉を焼いて竹に挿して立てたも

のでありました。

漢字源は「案山=低い山」+「子=人・人形」で、田を

守人形という事だそうです。

※「」は食器などを置く平らな台のことで、案山は山

  の中で平らになったところを意味します。

 

民間信仰(農耕民)で田植えに際して、早乙女たちが

横一列に並んで一斉に早苗を植える祭は、山の神を

田の神として招き入れる神事でありました。この時の

依り代とされたものが案山子でもあります。

※早乙女ー若い田植えの働き女秋になり、収穫が終了

 すると、役目の済んだ案山子を家に持ち帰り、庭先で

 供物をささげて山にお帰りいただく「カカシ上げ・カカシ祭」が

 行われていたと。

 

別説として『古事記』にクエビコ(久延毘古)という神

が案山子と呼ばれたとあるそうです。

この神は足が不自由で、動くことはできなかったので

すが全知の神とされ、すべてのことに精通していたと。

案山子が一本足であることの所以でもあるようです。

 

ーつくえ・アン

字の成り立ちは「安=安定する」に「」で、安定した机

の意味。

【字義】

①つくえ。特に食器を置く台をいいます。(足のある膳)

②考える。→思案

③おさえる。なでる。さする。=按→按摩

④やすんずる。

⑤書類・公文書。

日本では、

計画。下書き、草稿。

 

ーやま・サン

字は「山の象形」。

 

〖山の象徴〗

山」は精霊、神々、悪魔などの異界のモノたちの

住む処とされ、畏敬されるとともに祖霊の居処と

も見られていました。

これは、古くは死骸は山に葬られ、その霊がさま

よっていると考えられたようです。

山は天と地、他国との境界でもあり、天と地を結ぶ

軸、宇宙そのものと信じられていました。

山の持つ偉大さ、崇高さ、神秘さなどから生まれた

のが山岳信仰であります。

ギリシア神話では、十二神がオリンポス山に住み、

エジプトでは死者の国とされています。

中国では五行説に基づいて、方位神の住む山と

とて、泰山(たいざん)・霍山(かくざん)・崋山・恒山

(こうざん)嵩山(すうざん)の五岳信仰があり、

道教においては、神聖な山として崑崙山(こんろん)

があり、仙人が住むという三神山(蓬莱ーほうらい・

方丈ーほうじょう・瀛州ーえいしゅう)があるといわれ

ていました。

 

<日本の山岳信仰>

特徴は仏教と融合したものであること。特に空海の

真言密教との関りが大きそうであります。

日本には古来から、山は神霊が住む霊地として崇め

る信仰がありました。狩師たちには、山の神は女神

とされ、獲物を授けてくれるものとして、農民には田畑

の守り神として祭祀がなされ、これが神道に引き継が

れ、神の居処として小高い丘に祠(ほこら)が作られる

ようになりました。

奈良時代に入り、山岳信仰は仏教の影響を受けて、

山は験力を得るための僧の修行の場となり、

役小角(えんのおずぬ)が修験道を開山します。

彼らは修験者、山伏と呼ばれるようになります。

※修験道は山岳修行で山の神と語らって得られる一種

 の神通力(権力ーげんりき)と悟りをえて、衆生を救済

 しようとする実践仏教だそうです。

 

 

                            今日一日幸運でありますように!

                       

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版