ことばの物語
≪かめんー仮面≫
「仮面」は古代において、その面を着けることで、その仮
面の表わすもの(神・精霊・動物など)が仮面をつけた人
に憑依すると信じられていました。そして、その超自然の
力が呪術をかけるというようiに原始信仰に用いられていま
した。
仮面はラテン語で「ペルソナ」といい、古代ギリシアの悲
喜劇でもすでに用いられていました。これは、怒り悲しみ
などの感情を表した面であったよわぅです。
それが俳優の役柄、登場人物を指すようになり、さらに
「人格、個人」を指すようになっていきます。
「persona(ペルソナ)」は英語の「person」の語源であり
ます。
心理学者のユングはこけれを「人間の外面的側面」と
し、人は周囲に適応するために仮面をつけるとしてい
ましす。
〖仮面劇〗
仮面は古代宗教儀式に用いられ、民間芸能へと広がっ
ていき、その名残が現在の民間芸能にもみられます。
仮面劇は、紀元前胡世紀頃の古代ギリシアの演劇に
初めて現れたとあります。
その仮面は、喜怒哀楽を象徴するものとして、使われて
いました。
メルポメネという仮面は悲劇の仮面、タリアという仮面
は喜劇の仮面と、二つに分かれていました。
仮面劇が隆盛したのは、ヨーロッパの16世紀~17世
紀初頭で宮廷の祝祭の出し物(ペーゼント)でありまし
た。
※ペーゼントは歴史、伝説、宗教などをモチーフとした行進。
日本では大陸から伝来した伎楽(ぎがく)、舞楽、神楽、
能楽などがあります。
・伎楽
仮面をつけた無言野外劇。(現在はありません。)
これは中国の呉国から推古天皇の時世伝来します。
仮面の容貌は故人型(アーリア系人種の容貌)で、西
域から伝わったようです。
・舞楽
雅楽の一つで、唐楽や高麗楽(こまがく)を伴奏とした
舞踊で、空挺や寺社での各種行事や法会で演じられ
宮内庁楽部に伝承されています。
・神楽
神遊びともいわれ、神を楽しませ鎮魂を祈るものであ
ります。
日本神道の神事において、神に奉仕する歌舞のこと。
「かぐら」の語源は「神座(かみくら)」からで、神の宿ると
ころという意味であります。
・能楽
能楽というのは「能」と「狂言」を指したものであります。
能では仮面を「面(おもて)」といいます。
主人公(シテ)が面を被り、神や亡霊、天狗、鬼などの
超自然的存在に化身します。
※霊的存在を主人公として過去を回想する能を
「夢幻能」といい、現在の出来事を描いたのを
「現実能」といいます。
〖鉄仮面〗
中世フランスに実際したとされる謎の男ですが、
鉄仮面とは後に創作されたもので、ベールで覆わ
れ正体を知る者はほとんどなかったと。
この男はバスティユ牢獄に収監されていたといわ
れます。謎が謎を呼んだのは、囚人にもかかわら
ず福監獄長に丁寧な扱いを受けていたとの記録
によるものであります。
その正体は?
1.ウイリアム三世の暗殺未遂犯の貴族。
2.宰相マザランとルイ13世の妃との息子。
3.ルイ14世の双子の兄弟。
4.ルイ14世の異母兄。(これが本命とされてい
ます。)
他にまだ4説がありました。
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店)
新大字典(講談社) 字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝こ説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版
