精霊たちーはがき大ペン画 作品1293 | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

てら・がらん・さんもん

  ー寺・伽藍・山門・三門

 

〖寺〗

漢語の「寺」は「外国の使節を接待する役所」、今日

の外務省と言えうますかね。

後漢の時代、インドから二人の僧がやって来ました。

そこて、鴻艫寺という役所に宿泊させます。ここから

二人は布教活動を始めます。翌年中国は白馬寺と

いう宿坊を立ててあげます。これが、中国最初の寺院

であります。

和訓の「てら」の語源は、パーリ語の「テーラ」からだ

そうです。

「寺」はもともとは僧侶たちの宿坊のことでした。

後に、僧が住んで仏道修行や仏寺を行う建物を指す

ようになりました。

 

〖伽藍〗

「伽藍」はサンスクリット語の

「サンガー(和合)ラーマ(休息)」の音訳「僧伽藍摩

の略ですが、意訳は「衆園・僧園」となります。つまり、

僧侶が集まって修行する清浄な場所でありました。

大きな寺になると、仏道に関する建物ができます。

それの総称が「伽藍」といい、七つの建物が揃って

いるところが「七堂伽藍」といわれるものです。

後に「寺」の別称ともなりました。

七堂は時代や寺院によって、多少異なるそうです。

【七堂伽藍】禅寺(サンプル)

本堂・・本尊を祀る建物。(=金堂:仏像のある所)

法堂・・説法や法要を行う所(=講堂)

僧堂・・僧が坐禅をしたり読経したりするところで

     寝起きする場所でもあります。

庫裡・・「くり」は僧の食事を調理する所。

浴司・・「よくす」は風呂場のこと。

東司・・「とうす」は便所のこと。

山門・・お寺の入り口。

※他に寺院の堂に、以下のものがあります。

  (仏舎利を安置する所)・・ストゥーパ・卒塔婆

  経蔵・・経典類を納める堂。

  鐘楼・・梵鐘を吊るす堂

  

〖山門〗

中国で仏教が広まるにつれて、多くの寺が造られ

るようになります。そのうち、同名の寺号の寺が

出てくるようになって、区別するために地名を寺号

の前に付けるようになりました。

そんな中、山中に寺を持つ禅寺が、山の名前を

付けるようになります。これが山号の始まりであ

ります。

日本でも「山門」は、禅宗のお寺に多く見られます。

禅宗の伝来と、広い土地と静寂な修行環境が得ら

れる山上に寺が建立され始め、それに加え、日本

古来の山岳信仰の影響から、「山号」が付けられ

るようになります。

(山号のない寺もあります。)

これから、寺院の門を「山門」と称するようになり

ました。

※寺院の「院」は寺の別舎で、僧の住む所であります。

 

〖三門〗

寺院の正面にある門で、中央の大きな門と左右の

門とを連ねた屋根付きの門で、三解脱門と称され

ます。

この門をくぐって、悟りの境地にいたるという意味

を持ちます。

1.空解脱門

  あらゆるものは実態を持たないと思い続けること

2.無相解脱門

  あらゆるものは実態がないから、特徴をもつこと

  もない。

3.無願解脱門

  あらゆるものは実態もなく、特徴もないから、欲

  求に値するものは何もない。

 ※貪(むさぼり)・瞋(いかり)・痴(ぐち)の三煩悩を

  解脱する境の門との解釈もあります。

 

 

誤字脱字ご容赦ください。

 

            今日一日幸運でありますように!

                       

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版