精霊たちーはがき大ペン画 作品1290 | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語 

      ≪きょうせんこくー狂・泉・国

 

〖狂泉国〗

裸の多様の逆みたいな話です。

中国の昔話。

 ある国に「狂泉」しいう泉があって、その水を飲むとみな

 狂人となった。ましてやその国には「狂泉」しか水源があ

 りませんでしたから、人民はみな狂人と化していました。

 ただ、王は井戸を掘って飲料水としていたので、狂うこと

 なく無事でありました。

 狂人と化した人民は、王が狂っていないのをかえって狂

 人と思い、主だったものが集まり、逆に王が狂人であわれ

 だから何とかして病気を治してあげたいと思い、国王を捕

 らえ、お灸、鍼、薬草などを飲ませます。王はその苦しみ

 に耐えられず、自ら狂人になった方がましだと、「狂泉」に

 いって思い切り水を飲んだ。人民は万歳、万歳と連呼して

 国王の病気が全快したと歓喜しました。

これ、今の戦争のようですね。「狂泉」を与えた君主が、間違って

いた戦争だからもうやめようとしても、もはや正義のための戦争

と狂泉を飲まされた民衆は、偽りの戦勝に酔いしれ、「やれやれ、

どんどん進め」と狂い、自国が滅亡するまで許さなくなってきま

すよ。これ、第二次世界大戦の日本でもありました。

 

〖知らしむべからず〗

これは論語にある言葉で「由(よ)らしむべからず、知らしむへ

からず」とあり、民衆は為政者に従わせればよく、施政の詳細を

説明することは必要ないということです。ただ、これは聖人、

聖賢による政治という大前提があります。これがないと、とても

危険な思想となってしまいます。事実、これにより狂人まがいの

暴君に多くの国が不幸になりました。

もともと、これは統治の奥義だったようで、それが「」という字に

表われています。

「民」は「目を針で突いて目を見えなくした奴隷」の意味を表わ

したもので、目の見えない人のように物が分からない多くの民、

支配に置かれる人々の意味となったものであります。

為政者にとっては、民に文字、学問を与えず文盲にしておくの

が一番だったんですね。

 

ーくるう・キョウ・ゴウ

字の成り立ちは「犭=けもの・犬」に「もとは山の下に王で、

枉(まがる)に通じ、まがる」で、獣のように精神が曲がる、くるう

の意味。

(補)

  「狂」は犬が制止がきかず枠を外れて無茶な行動する情景。

  まさしく、狂気は狂犬さながらで、身震いするほど恐ろしいもの

  ですね。

 

ーくに・コク

旧字は

字の成り立ちは「□=かこい」に「或=境界を区切る」できにの

意味。

※「或」は「戈(ほこ・武器を表す)」でもって、□(領地)を守ること。

(補)

   「或」は國、有る、域と同系で、後に「或」は「有」にあてられ、

   「域は土地+或(区切る)」で、地域の意味をあらわします。

 

水戸光圀の「」は、水戸の黄門様の使われていることでしか

知りませんが、この文字は則天武后が造らせたもので、國の字

の中が「或=惑に通じる」として嫌い、「□の中に八方」で広がり

栄えるという意味にしました。(則天文字といわれます。)

 

 

 

誤字脱字御容赦ください。

 

                   今日一日幸運でありますように!

                       

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)