ことばの物語
≪あまいー甘≫
「あまい」といっても、味のあまさから人生にたい
するあまさまで、さまざまな「あまい」があります
ね。
・薄味
・だらしない。愛情に溺れやすい。
・間が抜けている。
・あまえる。あまやかす。
・味覚(五味)の一つ。
苦い・・・毒を知らせる味覚
酸ぱい・・・腐敗物を知らせる味覚
甘い・・・エネルギー(糖質)を知る味覚
塩辛い・・ミネラルを知る味覚
旨味・・・タンパク質をしる味覚
子供が酸っぱいものと苦いものを嫌うのは、こ
のような本能によるものであるようですね。
・あましとする・うましとする・・おいしいと思う。
楽しむ。喜ぶ。むさぼる。
・あまんずる・・・満足する。仕方がないとあ
きらめ、心静かにする。
・充分、よく、こころから
「甘」の字の成り立ちは「口」に「ー」で、口に食
べ物を挟むさまで、舌にのせてうまさ。あまさを
味わうの意味。
甘雨(かんう)
程よい時に降る雨。
甘露(かんろ)
あまいつゆ。
梵語のアムリタの訳語で「天酒」とも訳されます。
仏教では忉利天の甘い霊液で、苦悩を癒し、長
寿を保たせ、死者を復活させるととう。仏法のた
とえとして使われます。
忉利天は人間世界の上の天界にある須弥山の
頂上にある。
中央に帝釈天の大城があり、その四方の峰に
それぞれ八天、計三十三天あるといいます。
甘蔗ーさとうきび 甘薯ーさつまいも
甘藍ーキャベツ
甘言蜜語(かんげんみつご)
相手の気を引いたり、取り入ったりするための
甘い言葉。
甘井先竭(かんせいせんけつ)
才能のある者ほど早く衰える。
直木は先に伐られ、甘井は先に竭く(荘子)
旨い水の出る井戸は人が争い汲むので、他
の井戸より先に汲みつくされてしまう。
甘棠之愛(かんとうのあい)
甘棠はヤマナシ、カラナシの木。
善政を行う為政者に対する親愛や敬慕の情
深いことのたとえ。
<中国は周の召公の善政に感じて、人民が
その徳を慕い、召公がかって休息した甘棠
の木を大切にして、いつまでも召公の善政を
忘れなかったという。>
今日一日幸運でありますように
誤字脱字ご容赦ください。
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 成語林(Obunsha)
新明解語源辞典(三省堂) ことわざ辞典(Gakken)
字訓:白川静著(平凡社)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新佛教辞典(誠信書房)
暮らしのことば 語源辞典(講談社)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
