ことばの物語
≪めいきゅうー迷・宮≫
迷宮=ラビリンス
ラビリンスはギリシア神話にでてくるミノタウロスが閉じ
込められた建物で、名前はこの迷宮の入口の両刃の
斧(ラビリス)の紋章からであります。
ミノタウロスは牛頭人身の怪物であります。何故この
姿か?
それは人間の母親と牡牛の間に生まれたからであり
ます。
<クレタのミノス王はポセイドンから美しい白い牡牛を
いけにえに捧げるとの約束のもと、この牛を手に入れ
ますが、この牛の美しさにほれ込んだミノスは、別の
牡牛をいけにえに捧げます。これに怒ったポセイドン
は、ミノスの后パシパエに白い牡牛に欲情を覚える
呪いをかけます。
パシバエは名工ダイダロスに牝牛の模型を作らせ、
その中に入り牡牛と交わります。そして、牛頭人身
の怪物ミノタウロスを生んでしまいます。
このおぞましい子をミノス王は、一度入ったら二度
と出ることのできない迷宮をダイダロスに作らせ、
そのなかに閉じ込めます。・・・・
この後に続く話がアドリアネの糸であります。>
【迷】まよう・メイ
「辵=みち」に「米=多くのもの」で、道が多すぎて
「まよう」の意味。
これ「多岐亡羊」そのままですね。
逃げた羊を追う者が、分かれ道が多いために羊
を見失ってしまいます。これは、どれが良いか選
択に迷うことのたとえであります。
頑迷ーかたくなで、ものの道理がわからないこと。
考え方に柔軟性がないこと。
混迷ー混乱して分別にまようこと。複雑に入り混じ
って見通しがない。
迷執ー仏教語で、迷った執着。迷った心で物事に
こだわること。
【宮】ーみや・キュウ・グウ・ク
「建物の中の部屋が連なった形」で、みやの意味。
神や天皇などの御殿をいう。
和訓の語源は「御屋(みや)」からで、後に皇族を
敬って呼ぶようにもなる。
宮さん宮さん お馬の前で ひらひらするの
は なんじゃいな
トコトンヤレトンヤレナ あれは 朝敵征伐せ
よとの錦の御旗じゃ知らないか
戊辰戦争の時に歌われた新政府軍の歌であります。
今日一日幸運でありますように
2017.8掲載再考
誤字脱字ご容赦ください。
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 成語林(Obunsha)
新明解語源辞典(三省堂) ことわざ辞典(Gakken)
字訓:白川静著(平凡社)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新佛教辞典(誠信書房)
暮らしのことば 語源辞典(講談社)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編
