ことばの物語 ≪快ーこころよい・はやい・カイ≫
「忄=心」に「夬=活に通じいきいきする」で、心が生き生
きすること。愉快であります。
日本では病気が治ることを「快気」「全快」などと言いま
すが、まさしく心まで生き生きしてきますね。
気持ちが良くなることは他に「悦=よろこぶ」「愉=たのしい」
くらいで、「忄=心」の付く字は人生の苦しみ、厳しさを
表す字が多いようです。
心こそ心迷わず心なれ
心に心 心許すな (沢庵)
苦しむか楽しむか、心次第でありますね。
快傑
気性がさっぱりとして、才知勇気に優れた男。=魁傑
快傑黒頭巾、子供の頃の英雄でした。
西洋では快傑ゾロ。
お決まりがあります。
正体はそこいらの遊び人が、うだつの上がらない人で
あります。
巷で聞いた極悪非道。
それらを懲らしめる勧善懲悪の物語であります。
子供の頃の英雄願望を満足させてくれましたね。
快速
素晴らしく速いこと。
並走している普通電車を見て子供が言います。
「快速なのに全然速くないね」と。
快速電車は、停車駅が少ないのでその分、
目的地に速く着く電車のことでありますね。
快快的(カイカイデ)
中国からの外来語で「急いで」という意味。
反対が慢慢的(マンマンデ)で「ゆっくり」という意味。
慢慢的は昔使っていました。
快刀乱麻を断つ
略して快刀乱麻。
鋭い刀で乱れた麻を断ちきるで、物事をてきぱきと
処理することのたとえ。
≪ゴルディオスの結び目≫
古代ギリシアの伝説。小アジアのフリギア国のお話
です。
「未来の王は荷馬車に乗って来る」という神のお告げ
がありました。そしていろいろと噂されるなか、
ゴルディオスという貧しい農夫が荷馬車を挽いてやっ
てきます。
そして、神のお告げにたがわず王になります。
ゴルディオスは荷馬車を神に奉納して、綱で結びます。
この結び目はとても複雑て、この綱を解いたものは
全アジア(中近東あたり)の王になるであろうと、
伝説となってしまいます。そこへアレキサンダー大王が
通りすがり、剣を抜いて一刀のもとに切断しました。
英語でゴーディアン・ノットというと「難問題」という
意味で英断をもって処理することをいうと。
今日一日幸運でありますように
誤字脱字ご容赦ください。
2016.12掲載再考
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 成語林(Obunsha)
新明解語源辞典(三省堂) ことわざ辞典(Gakken)
字訓:白川静著(平凡社)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新佛教辞典(誠信書房)
暮らしのことば 語源辞典(講談社)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
部首ときあかし辞典(研究社)
A・ビアス『悪魔の字典』(角川文庫)
これは使える!スピーチ引用名言辞典 モーリス・マルー編 PHP文庫)
