ことばの物語 ≪夭ーわかい・ヨウ≫
若い巫女がしなやかに身をくねらせて神を招く舞をする
さまの形で若いを意味する。ほかに柔らかい、弱いの
意味を持つ。
夭折(ようせつ)
「若死に」のことですが、
夭昏(ようこん)は名をつけないうちに死ぬことで、
夭殤(ようしょう)は成人に達しないで死ぬことであり
ます。
夭夭(ようよう)
若く生き生きとしているさま。若く美しいさま。
沃ーそそぐ・ヨク
「水」に「夭=やわらかい」で、土地が潤って柔らか
い。肥沃で知る字であります。
沃野、沃土、沃田はすべて「肥沃な~」の意であり
ます。
殀ーわかじに・ヨウ
「歹=死体」に「夭=わかい」で、わかじに。
殀寿(ようじゅ)
若死と長生き。
≪夭=不思議な巫女≫
妖ーあやしい・なまめく・わざわい
女性の一種の姿態であるところから、女を付す。
怪しくもなまめかしきものは、男にとって禍であり
ますね。
妖怪(ようかい)
もののけ、魔物。
あらゆる事象に宿る霊的存在。
調べてみました。妖怪とは少し違っているようで
すが、霊魂には感情があるとされ、吉事をもたらす
霊が「和魂」で、禍をもたらす霊が「荒魂」で、この
魂を祭って「和魂」に変えるのが「鎮魂」であり
「祭祀」でありますと。
【中世絵物語に見る妖怪】
鬼・・・大江山酒呑童子絵巻物
天狗・・・是害坊絵巻
大蜘蛛・・・土蜘蛛草子絵巻
大蛇・・・道成寺縁起絵巻
大百足・・・俵藤太絵巻
九尾の狐・・・玉藻の草子
猿・・・藤袋草子絵巻
捨てられた物・・・付喪神絵巻
祅-わざわい
「示=神事に関すること」に「夭=髪を振り乱した巫女」
で、神を通して示される神意で、特に神のくだすわざ
わい。
「訞」もわざわいで、これは「不思議な巫女の言葉」
であります。
穾ーふかい
不思議な巫女の象形に「穴」で、
知りつくせない深い穴の意味。
笑ーわらう・えむ・ショウ
これも「夭」の字が含まれていますね。
「竹」この場合は、「巫女の長い髪の変形」でありま
す。この字の古字が「咲」で、「ほほえむ」の意味を
持ちます。
逆に「笑」は「花が咲く」の意味を持ちます。
今日一日幸運でありますように
誤字脱字ご容赦ください。
2016.11掲載再考
勉強の主な参考書
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 成語林(Obunsha)
新明解語源辞典(三省堂) ことわざ辞典(Gakken)
字訓:白川静著(平凡社)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新佛教辞典(誠信書房)
暮らしのことば 語源辞典(講談社)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
部首ときあかし辞典(研究社)
A・ビアス『悪魔の字典』(角川文庫)
これは使える!スピーチ引用名言辞典 モーリス・マルー編 PHP文庫)
