ことばの物語
<童ーわらべ・ドウ>
♪ヒャラーリ ヒャラリコ
ヒャリーコ ヒャラレロ
誰が吹くのか不思議な笛だ
ヒャラリ ヒャラリコ
ヒャリコ ヒャラレロ・・・・♪
子供の頃に見た映画『笛吹童子』。
主人公 (笛吹童子)菊丸 中村〈萬屋〉錦之介!
当時の時代劇の主人公は、主に歌舞伎役者でありました。
平安の昔、大江山に棲み、京の都を荒らした酒呑童子(シ
ュテンドウジ)。
その舎弟で、渡辺綱に片腕を切り落とされた茨木童子。
不動三尊の両脇侍の制多迦童子(セイタカドウジ)、矜羯童
子(コンカラドウジ)。
どうもこれらは、あどけない童子ではなく鬼面であります。
たしかに、怪力の大人が子供なみに大暴れすると、鬼
に違いありません。
≪怪童≫ 身体が大きく力が強い子供で、英雄豪傑は
皆怪童でありました。
今は相撲取りの幼少期に使われますね。
十で神童十五で才子二十過ぎれば
ただの人
ただの人が幸せであります。
さらに幸せなのは、少しとろくあることではないかな。
≪河童≫ 「かわわらわ」か訛ったもので、水神である
とか水神の依代とか言われます。別名
河太郎。
河童と言うと、芥川龍之介の小説ですね。
この小説にちなんで 龍之介の命日(7月
24日)を河童忌と言います。
享年35歳でありました。
頭がよすぎた不幸ですね。
≪山童≫ 秋の彼岸に河童が山に移り住んでこう呼
ばれ、春の彼岸に河に戻り河童になると
言います。
第一の辞書
<「童」は金文では「辛=入れ墨の針」に「目」に「重=
おもいふくろ」で、目の上に入れ墨をされ、思い嚢を
背負わされた奴隷の意味。>
男の奴隷ですね。面白いのは「妾」で、これは入れ墨を
した女奴隷のこと。元をたどると驚きの字ですね。
第二の辞書
<「童」とは、入れ墨の刑罰を受けたもので、「奴隷・し
もべ」とされた。
そのような人はまげを結うことが許されなかったの
で、同じようにまげを結わない「わらべ・子供」を「童」
という。>
「わらべ」の語源は、髪を結わず散らしている状態(おか
っぱ頭みたいのようなもの)を「わらは」と言ったことが変じ
て「わらべ」になった。
童孩(ドウガイ)
孩はちのみごで、あやすと笑う意。小さいこども。
童丱(ドウカン)
丱はこどもの髪形。こども。
童蒙(ドウモウ)
蒙は物事に暗で、こども。
童形(ドウギョウ)
幼子の姿。
貴人の元服前の姿。
童豎(ドウシュウ)
こども。子供の召使い。
童と公方人には勝たれぬ
公方人は室町幕府で将軍の側近として仕えた武士。
無理を通せば道理が引っ込みますね。
童に花持たせる如し
こどもは花を愛でるより、ちぎって遊びます。
大切なものを価値のわからない者に預けたときの不安。
豚に真珠(聖書から)・猫に小判
童の小刀 猿のへのこ
「へのこ」は陰茎。
道理のわからない者は何をするかわからないので
注意が必要。
猿のへのこは笑っちゃいますね。なにをするかわから
ないと!
今日一日 幸運でありますように!
誤字脱字ご容赦ください。
