言葉の物語
<蛇ージャ・・ダ・へび>
「蛇が出るか鬼が出るか」。調べてみました。
「ガラガラ蛇」は西部劇によく出てきます。
噛まれるのはたいてい女性か子供。
間一髪のところを、ニヒルなガンマンが一発で仕留める。
そして、何も言わずに去って行く。
「おなまえを・・・・」かっこいい。
「俺がいなければお前たちは蛇に噛まれて死んでいた。
気をつけるんだな」
なんて、説教じみた野暮なことはしない。
清姫の情念が安珍を追い詰める。
安珍は梵鐘の中に身を隠す。
清姫は蛇となって、梵鐘に巻き付いて、安珍を焼き殺す。
『大日本法華験記』『今昔物語』にある話しで、
紀州は和歌山県の道成寺に伝わる伝説。
これには後日談かあって、清姫は蛇の姿のまま川に
入水して死んでしまう。
そして、この二人が道成寺の住職に供養を頼みます。
結果、二人は法華経の功徳により、成仏するのであり
ます。
この二人は、熊野権現と観世音菩薩であったと、
おまけの話がついています。
この話は姿を変えて、能、人形浄瑠璃、歌舞伎などの
演目にもなってしますね。
ヘビはイブをそそのかす悪魔であったり、毒を持ち脱皮
するところから「死と生の再生」の象徴になったり、ヘル
メス、アスクレビオスの杖に巻き付かされたり、長い間
食べなくても生き続ける生命力から、「神の使い」になり、
しまいには金運のお守りと、大忙しですね。
イメーシ・シンボル辞典など見てみると、その象徴の
一つ一つの逸話を深く調べていくと、一冊の分厚い本が
できそうです。
字源はいたって簡単。
第一の辞書
<「虫」に「它=へびの姿」で、虫はその強調。>
第二の辞書
<「它」は頭の大きいヘビの形で、蛇の元の字。它が
「ほか」の意味があるところから、後に区別するために
「虫」が付け加えられた。>
とあり、第三の辞書もこれに同じで、その先に次のよう
な解説がありました。
<祀(まつる)の「巳」もヘビの形で、自然神の代表的な
神格で、多く渓谷にいるので谷神といわれ、神とされ
た。>
難読字として「蛇田=ひらくちだ」というのがありました
が、母親は「蛇」のことを「ひらくち」と言っていました。
なるほと、そう読めなくもないと、ふと思いました。
人を害するもの者の喩えに、
「蛇蝎=ダカツ」ヘビとサソリ、「蛇虺=ダキ」ヘビとマム
シ、「蛇豕=ダシ」ヘビとブタ。なぜブタが?
それは、ブタは欲か深いために人を害を与えると。
蛇口
共同水飲み場の水道の出口が、蛇のデザインであった
ところから。
昔から見かける「龍の口」をヒントに。
ヨーロッパではライオンの口から水が出ていますね。
青大将
1~2mの緑かがった蛇で、毒はありません。
この蛇はこの愛称で呼ばれます。
山野にはあまりすまず、人の近くに住んで、
人と一緒に暮らす蛇といわれ、鼠などを食べるので、
家の守り神と言われます。
特に白蛇は「神の使い」として信仰されます。
中国の『白蛇伝説』。
「白蛇の化身して女に化け、人間の男と結ばれ夫婦
となるが、正体がばれて殺されます。」
この話をもとに上田秋成が「雨月物語」の中の一編と
して「蛇性の淫」を上梓しています。
アニメ映画『白蛇伝』、子供の頃見ました。
これは日本における長編カラー映画の最初のものと
言います。
ちなみに、加山雄三主演映画『若大将シリーズ』に
出てくる愛嬌のあるワルは青大将(田中邦衛)と言い
ます。
蛇が蛙を呑んだよう
腹が膨れて不格好。
蛇が蚊を呑んだよう
腹の足しにもなりゃしなてって。
蛇稽古
三日坊主。冬眠中はなにもしないところからと。
蛇については以前どこかで書きましたので、
今日の勉強はこれまでとします。
記憶力あいまい。
勉強は繰り返し行うものと、言い訳をしながら。
今日一日 幸運でありますように!
誤字脱字ご容赦ください。
