言葉の物語
<天ーテン・あめ・あま>
以前に、天衣無縫の所で書きましたが、今日は少し違った
視点から。
「天」、よく見ると「大」の上に「一」ですね。
両手両足を広げた人の姿の一番上に横一。
これ以上うえはないから、天辺ですよね。
他に「大」に一本横棒を加えた「夫」は、かんざしを頭に挿
した男の正装の姿となとなり、
「央」は首枷をした人の姿で、
首は身体の左右の真ん中にあるから「まんなか」となりま
す。
お釈迦様は、母上摩耶夫人の右脇から生まれてすぐ、
七歩あるいて、
右手は天を指し、左手は地を指して、
「天上天下唯我独尊」と言ったと。
これを後世に解釈して、
「私たち一人一人が、私たちにそれぞれにとって尊い者で
ある。」と。
そうですよね。人として生まれ難くして生まれ、
それそれれに仏心があるんですから。
でもこれ、最初は「我は教祖なり」ですね。
第一の辞書
<人の頭部を大きく強調し、うえ、いただきの意味。>
第二の辞書は、先に書いた大に横棒。
第三の辞書もこれに同じで、さらに解説があります。
<天命の思想は中国の周王朝になってから生まれ、
全てのことは天命によって生まれるという考えになる。
全て人力の及ばないものは天命。>
「天才」なんて、
天が与えた能力ですから、凡人では及びもつかないもの。
天邪鬼(アマノジャク)
人のやり方、考え方にわざと反対する者。
もとは仏教の成道を邪魔する小鬼で、仏像の仁王、毘沙
門天に踏みつけられているあれですよ。
天衣
天女の衣で、この衣には縫い目が無ところから『天衣無縫』
と言う言葉も生まれました。これには、美しい話があります。
また、天の羽衣の伝説もありますね。
天女の水浴を見た男が、天に帰すまいと、枝にかけてあっ
た天衣を奪って隠す話ですね。
羽衣ですから、これを着ないと天女は天に還れません。
これはどうも、白鳥の美しい姿を見て、
天女の化身じゃないかってのことらしい。だから羽衣?
天下無双
この世に並ぶものがいない。
先ごろあった木村拓哉主演『宮本武蔵』!
武蔵は言う「天下無双の剣客になる」と。
「天下御免の向こう傷」うむ、 これは旗本退屈男。
天眼(テンガン・テンゲン)
千里眼。五眼の一つ。
肉眼(ニクゲン)=人間の眼
天眼=天人の眼で、衆生の未来の生死を知る。
慧眼(えげん)=二乗の眼。真空無相。(専門家に任せて省
略)
法眼(ほうげん)=菩薩が衆生を救うために一切の法門を
照見する眼。
仏眼=いままでの4眼をすべて具えている仏様の眼。
天眼鏡
拡大鏡(ルーペ)のこと。
何でも見通す千里眼。
最高のネーミングですね。
天竺(テンジク)
インドの古称。『西遊記』は、孫悟空が三蔵法師のお供を
して天竺まで行きますね。
天使が通る
フランスの諺で、話が途切れ、シーンとするあの瞬間をこう
言いますと。
天を怨みず人を咎めず
全ては己が罪と。
天の時は地の利に如かず 地の利は人の和に如かず
(孫子)最終的には、人の一致団結には及ばないとです。
天王山
京都にある山で、羽柴秀吉と明智光秀の山崎の戦い。
天王山を占領したほうが勝利するという山場であった。
天は二物を与えず
これは違ってそう。丈夫な体は内臓も丈夫。
脳は内臓!
身体の弱い子は、内臓までも弱い。
ただ、8歳頃までは脳の発達の為、運動は控えたそうが
良いと。
身体の弱い子が、えてして勉強ができるというのは、
これによるのかも。
天の付く成句は盛りだくさんで、まだまだありますが
今日はこれまでとします。
今日一日 幸運でありますように!
誤字脱字ご容赦ください。
