言葉の物語
<完(カン)と院(イン)>
関係がありそうなので調べてみましたが、偶然でしょうが、
最も安い辞書が最も分らない結果に。
字数の多い高い辞書ほど、複雑になるかと思いきや・・・・。
特にそんなことはありませんよね。
安いから内容も薄いなんてこと。
手持ちの一番安い辞書
<「完」は「宀=いえ」と「元=かきね」を合わせて、
家のまわりをめぐる垣根の意味。ぐるぐるめぐらして
欠けたる所がないことから完全に使う。>
なるほど、そういうことかと次に「院」について調べてみる。
<「院」は「阝=盛り土」と、ぐるぐるめぐらすの「完」を合わ
て家の周囲にめぐらせた「土塀」「垣根」をあらわす。
それから、垣根を回らせた建物、中庭の意味に使う。>
どうですか。「土塀」まではいいとしても、次に「垣根」と書い
ています。
「完」と同じじゃないかな?
その後のに使い方の違いは書いていますが。
第二の辞書
「完」は第一の辞書に同じ。
<「院」は「阝(自)=盛り土」に「完=家の周囲の土塀」で
堅固なかきの意味>
土塀かなとは思いますが、いま一つ。
第三の辞書
<「完」は「宀=やね」に「元=円い頭を描いた象形文字」
で、まるく取り囲んで欠け目なく守る様。>
<「院」は「阜=土もり」に「完=円く欠け目なく囲む」で
周りを囲んだ土塀>
こちらは、完全に区別していますね。
第四の辞書
<「完」は「宀=みたまやの屋根の形」に「元=飾りを付け
た大きな頭加えた人の姿」で、元服の儀礼で、戦いから
無事に帰ったことを廟に報告する儀礼を示している。>
<「院」は古くは「寏」と書かれ、垣の意味で、垣根のある
建物のこと。>
こちらは、まったく完と院は関係のない字ということになりま
すね。
院宇
垣根のある家
院落
中庭。
といっても、どうも大邸宅の中庭らしい。
書院造
書院は寺院の学問を研究、講義をするところで、この建築
様式は桃山時代に完成し、現在の日本建築の源流でもあ
ります。
完璧(史記)
要注意。「辟」に「玉」ですよ。
之には面白い話があります。
<中国は戦国時代。
強国の秦の襄王は趙国の王の持つ天下の奇宝
和氏(かし)の璧を取り上げようと、十五の城との交換を
申し出た。襄王の狡猾なることを知る藺相如(りんそうじょ)
は自ら行くこととした。
璧を手にした襄王は何やかやと言って約束を履行しない。
そこで、相如は言った。
「その璧には一か所傷がございます。その場所御お教
えしましょう」と言って璧を手に取って、「この璧を叩き壊
すぞ」と恫喝して取り戻した。>
今日一日 幸運でありますように!
誤字脱字ご容赦ください。
