言葉の物語 <鳥ーチョウ・とり>
とりの形を描いた字。
象形文字の典型で、いい図案ですね。
字の成り立ちは特別なことではなさそうですが、
これから発生した面白い字が「烏」と「島」。
「烏」は真っ黒で目の位置が良くわからないところから、
目の位置を示す「ー」を無くしたもの。
ちなみに「鴉」は「牙=ガ」の鳴き声をくっつけたものですと。
「島」は鳥が羽を休めるところで「鳥」に「山」を合わせたもの。
他になるほどは、「鳩」と「鶏」で、
「鳩」は「九=たく集まる」意味に「鳥」。
昔から人のそばに沢山集まって来たんでしょうね。
「鶏」は「奚=けい」に「鳥」で、奚は「髷=けい」に通じ、
とさかが髷(まげ)に似ているところから。
鳥瞰図 上から見下したように描いた図。俯瞰図とも言います
日本の絵巻物に多いですね。逆は虫瞰図。
見上げた図。これ劇画に多くありません?
鳥媒花 花粉を風や蝶、蜂が運ぶのは聞きますが、メジロや
ハチドリも運ぶんですね。椿や山茶花がそうらしいです。
鳥打帽 ハンチング。19世紀、イギリス上流階級が
狩猟の時に使った帽子。
ハンティンクからですね。
他に鹿撃帽というのがありまして、シャーロックホームズ
がかぶっています。
鳥の将に死せんとするやその鳴くこと哀し(論語)
死に臨んだ人は正しいことを言うと。
ここで、「鳥」ではありませんが、烏の賊とかく「烏賊=イカ」。
これはおもしろいです。
イカは死んだ真似をして海上に浮かんで、烏が襲ってくるのを
待っていて、烏が襲ってきたら巻き付いて逆に烏を捕えると。
そこで、イカは烏にとっての賊ということで、この字が出来たと。
本当かな?でもおもしろい。
烏についてもう一つ。
烏に反哺の孝あり 「哺」は、口に含ませる、養う意。
烏は養われた恩返しに、成長してから逆に親に口移しに
餌を含ませて養うという。
鳩は三枝の礼あり、烏に反哺の孝あり。
鳩の子供は親より三本下の枝に止まるという。
孝行を忘れるなということです。
2017.2掲載再考
今日一日 幸運でありますように!
誤字脱字ご容赦ください。
