言葉の物語 <孤独ーこどく>
ただ一人で、頼る者もないことですが、この次にある説明が
何とも悲しいですね。
<「孤」は親を失った子供、「独」は子供のいない老人。>
ではそれぞれの文字について調べていきます。
「孤」にいて。
<「孤」は「子」と「瓜=ころっとしたうり」を合わせて、ただ
ひとつころがっているような子供。
「みなしご」の意味を表す。>
三冊の辞書は共通していました。異議を唱えるものは無し。
「独」はそれぞれの辞書でかなり違っていました。
その一
<旧字体は「獨」で「犭=いぬ」と「蜀=ひとつ」を合わせて
犬がとっくみあって一つになること。そこから「ひとり」
「ただひとつ」を表す。>
その二.
<「蜀」は目が大きくて桑葉にくっついて離れない虫を描いた
もの。それに「犭=いぬ」をつけて、犬やくわむしのように
一定の所について動かず他に迎合しないこと。>
この二つはどうも、納得できそうでそうでもない。
その三
<「蜀」は牡の獣の形で、虫の部分は性器の形。
牡の獣は群れを離れることが多いので、獨は一匹の獣という
ところから。>
ガラッと変わりましたね。で、もう一冊を調べてみました。
前半はほぼこれに同じ。後半の解釈が異なります。
<「獨」は性器を強調した牡の獣を表した文字で、
牝を得れない牡を意味するようになった。>
なるほど。動物の世界は一番強いものが牝を獲得できる
一夫多妻が多いですね。牝の獲得に失敗したものは
一生独り身でいなくてはならない。
これですかね。
孤雲野鶴 離れ雲と群れを離れた鶴のことで、
世を捨てた隠者のこと。
徳は孤ならず 必ず隣あり
徳のある人の所には慕って来る人がいる。
孤独な人間は神か悪魔だ。(中世ラテン)
人間は一人では生きていけない。
天国さえ独りで生きるのは耐え難いことであろう。(ロシア)
2017.掲載再考
今日一日 幸運でありますように!
誤字脱字ご容赦ください。
