言葉の物語 <和ーわ・お・やわらぐ>
第一の辞書。
<おだやか、のどかなのですが、もとは声を合わせるを
意味することから。
「口」と「禾=くわえる」とを合わせて、人々が調子よく声を
あわせる。>ことなっています。
第二の辞書。
<「禾」は粟の穂の丸くしなやかに垂れた様を描いたもの。
窩(か・まるい穴)とも縁が近く、角がたたない意を含む。>
第三の辞書。
<「禾」は軍門に立てる標識の木の形。禾を並べた「秝=
れき」は軍門の形。「口」は祝詞(のりと)の入った器。
軍門の前にこの器を置いて、講和を誓約すること。>
共通点が見つかりません。
そこでもう一つの本を調べてみました。
第四の書。
<「和」は篆字では左右逆で、「口」は四角く書かれてい
るが本来は「○」であり、大勢の人が集まって大きな円を
作っていることを表す。それを、稲を切ってしなやかに丸
くしたものに喩える。>
さて、どうかな。
人が稲の収穫を祝って、丸く円を組んで祝いの歌を
合唱しているっていう風景とまとめてみたらどうですか?
和やかな雰囲気、感じると思うんですが。
聖徳太子の十七条の憲法の冒頭に
和をもって貴きとなす
とありますね。これは「論語」の
「礼をこれ持ちうるに和をもって貴しとなす」からで
すと。平安中期に百済から仏教伝来とともに、「論語」と
「千文字」が伝ってます。
「千文字」は、子供に漢字を教えるために用いられた長詩
ですが、内容は天文、地理、政治、社会、歴史、倫理に
ついて 述べられています。その最初の出だしは、
天地玄黄 宇宙洪荒
天は玄(くろ)く地は黄色 宇宙は広く広大無辺
和光同塵 「塵」は塵の世、すなわち俗世間の意味。
光り輝く優れた知恵を和らげおさえて、世間
に同化していくこと。
仏教では、仏が衆生を済度するため、
本来の光を和らげて、仮の姿をして現れ
ること。
私の近くにも、もしかしたら姿を変えた仏様が?
和して同ぜず (論語)
人とは仲良くすれども、自分の意見をはっきりともって、
いたずらに妥協したり、調子に乗ったりしない。
和 讃
仏の功徳をたたえる日本語による歌。
平安時代中期に成立し、民衆の布教に用いられたが、
民謡や歌謡曲などの唄い方にも影響の痕跡があると
言います。
和 声 ハーモニ
和衷協同=和協
打ち解けて、親しみともに力を合わせる。
今日の勉強はこれまでとします。
今日一日 幸運でありますように!
誤字脱字ご容赦くたせさい。
