言葉の物語
<悪ーあく・お・わるい>
<旧字体は「惡」で、「心」と「亞=みにくい」を合わせた字。
心の中に嫌だと感じる意味をあらわす。>
とあり、「悪」にしては思ったほどの物語はありませんね。
また、例により別の辞書を調べてみました。
<「亞」は墓室の平面図。そこは死者の墓所であるから、
生者にとっては忌み慎むべき所。
その思いが「にくむ」の意味になる。>
確かに、死は悪いことでにくむことでしょうが、
墓は先祖と親しむところでもあります。
昔の土葬の墓は、今のように明るい感じはしませんね。
墓石そのものが、死者を恐れて石を抱かせて埋葬した
風習の流れと言いますから、やはり不気味で、そうそう
近寄るものではなかったんでしょうね。
死者そのものも、天寿を全うした者は少なく、
この世に未練を残し亡くなった人が多いんじゃないかな。
極楽ありと言えども、なかなか喜べません。
昨日買ってきた辞書によると、
<「亞」は角形に掘り下げた土台を描いた象形。家の下
積みとなるくぼみ。それに「心」を加えて、下に押し下げら
れたくぼんだ気持ち。下積みでむかむかする気持ちや、
欲求不満。>
これがよさそうに思いましたが、この気持ちは良いことで
はないですが、悪という意味としてはなんかすっきりとはし
ませんね。
どうも、2つ目の説ががいいですかね。
日本の中世では「悪」は必ずしも「わるい」事ではなく、
「強い」とか「猛々しい」とかの別称でもあったようです。
悪の持つそのエネルギーは、見方をかえると称賛すべき
ものだったんだと思います。
源義朝の長男は、その豪勇により悪源太義平と呼ばれ
ました。
優しさは善いことですが、その優しさが気の弱さからの
ものであれば、いい結果をもたらすともいえないことがあ
ります。
善にも強さが必要だと思います。
悪運が強い 強運でもあります
悪事千里を行く 悪いことは噂話のもってこいのねた。
人の善い行いは、言いたくないのが
人情?
悪獣もなおその類を思う 子供のためにやくざ稼業から
足を洗うなんてことありますね。
悪女の深情け 「悪女」はこの場合、悪い女ではないです
よ。不美人のことです。
口が悪い言葉ですね。
悪銭身につかず どういう訳か、事実ですね。
鼠小僧次吉は、悪銭を盗んであげて、
盗まれた人が身を持ち崩すのを救った
んかな。
悪人あればこそ善人も顕わる これ相対性理論?
悪人は友多し これは友ではなく群れをなしているんですね。
友なんて話じゃない。とにかく群れるんです。
悪人も良き子を望む 自覚症あり。
2017.1掲載再考
今日一日 幸運でありますように!
誤字脱字ご容赦ください。
