市民病院での初診の翌日、39度前後の高熱を発症。

これはじきに下がり、1週間後のCTは無事受けられたものの、翌日から再び高熱。

今回は熱があるだけではなく、腹痛やお腹の張りがすごく、痛みと苦しさとで飲食もまともにできず、寝返りを打つのも一苦労なほどで、布団の上で横向きで海老状の体勢で数日過ごす羽目に。

 

MRI検査の前日、解熱剤を飲んだところ、検査当日朝は平熱に戻ったので、検査を受けに行きました。

 

MRI検査の翌日の朝は微熱37度ほどだったが、午後になるとまた39度まで上がり、このころあたりから息苦しさも感じ始めました。

高熱と腹部の痛みと張りで、家事はできない状態。

食事も、起きて食べることができないので、ドリンクゼリーや飲み物だけしか口にできない。

 

そして、初診から3週間後の2回目の診察の日、37度まで下がったので、予定通り診察に行き、ガン宣告。

 

翌日高血圧と喘息でかかっているクリニックに通院。

この日の夜、腹部への今までにない激痛と再びの高熱で、夜中近くに救急搬送されました。

救急で検査してもらったところ、腸閉塞の疑いがあるので、再度検査しましたが、結局腸閉塞ではなく、便とガスが大量に溜まっていることが判明。

高熱と腹痛の原因は、ガンのせいもあるけれど、腹部に便とガスがたまっているせいでもあるでしょうとのことでした。

痛み止めの点滴をし、点滴が終わり、痛みが治まったところで帰宅。

旦那が「お母さんが救急搬送された」なんて息子たちにラインしたものだから、驚いて心配した彼らはその日の午後、仕事を急きょ休んで様子を見に来てくれました。

 

それから5日後、エコー検査。

下肢に血栓がないかの検査。

右脚ふくらはぎに血栓があることが判明。

とはいえ、もう手術が近いので今は何もできない、術後に処置?治療?をするということに。

 

その3日後、3回目の診察。

初診の血液検査の結果で、担当医から「血糖値は高くないけど、もう一つの結果が糖尿病だと言ってるから、糖尿病科にもかかるように」とのことで、この日は、糖尿病科にもかかりました。

糖尿病科の医師は、担当医と同じく「血糖値だけだと糖尿病とは断定できないけど…確定するために、ブドウ糖負荷検査受けてはっきりさせますか?」と聞かれたので、「お願いします」と答えました。

術前には予約の空きがないので、術後行うということになりました。

入院中は毎日血糖値を計測すること、食事は糖尿病食にするということになりました。

そしてこの日、手術は別の医師が担当すると言われてビックリ!

急いでその先生の情報をネットで調べましたが、全然出てこない…。

手術1週間前にいうなよ~~~。

ここで急に不安がわいてきてしまいました。

 

翌日、入退院センターで入院に際しての注意事項の説明や、常用している薬やサプリメントの情報を伝え、その他入院中に看護師さんが注意すべきことがあるかどうかなどを聞かれました。

食物アレルギーがあるか、とか、持病とか、ですね。

その後、手術は全身麻酔のため、気管挿入するので、その際に前歯を折ってしまったり、また、口腔内の病気があると、挿入の際に菌を肺に運んでしまう恐れがあるため、歯周病などがないかとか歯石がないか、ぐらぐらしている歯がないか、かぶせ物が取れそうな状態ではないか、などのチェックをし、前歯保護のためのマウスピースを作成しました。

その次は麻酔科に行き、全身麻酔に関しての説明を受け、アレルギーなどの有無の確認、アルコールで肌がかぶれないか、手術時の麻酔は背中からいれるので、それについての説明などを受けました。

当日は、予定ではベッドの上で背中に麻酔薬を入れるための管を挿管、それは術後痛み止めの薬用として使用すること、挿管の際は、エビのように丸まってもらい、動かないように看護士が体を押さえつけることがあること、挿管時は局所麻酔で行うこと…これは、背中の背骨あたりに挿管するんですが、神経が通っているので、万が一神経を傷つけてしまうようなことがあった場合、すぐに気づけるように全身麻酔では行わないのだと説明を受けました…など、わりと細かく説明を受けました。

 

そして、入院2日前、術前最後の診察日、手術は6時間程度を予定していること、入院は10日前後であること、転移しているかどうかリンパ節の検体をとりたいため、みぞおちから恥骨までかなり大きく開腹すること、至急全体を摘出することをイラストで教えてもらいました。

 

父方の祖父が、昔々、盲腸の手術をした時、手術の途中で麻酔が切れてしまったことがあったそうで、これだけの大きな開腹手術の途中で麻酔が切れるなんてことないよね?という不安のほうが大きくありました。

あとは、盲腸も経験がないので、今回が人生で初めての手術。

初めての手術がかなり大掛かりなものなので、それだけでも少々不安。

入院もお産の時しか経験がなく、その時とは状況が全然違うので、漠然とした不安もありましたね。

 

主人の友人の勧めもあり、病室は個室をお願いしました。

差額は1日1万円以上ありましたが、手術の大きさを考えると、きっと術後は痛みなどで唸ったりなんだりで、同室の方に迷惑をかける恐れが大いにあったし、何より大手術のあと、自分のことでいっぱいいっぱいでしょうから、他のことに気を使いたくないという気持ちもあり、個室にしました。

面会に来る方もそのほうが気が楽でしょうしね。

 

そして、ついに入院の日を迎えました。