それでも。 | + 葉桜と桜桃 +

+ 葉桜と桜桃 +

不定期で不安定な日記帳。

録画したスイッチも、観てもいいけど、観たくないような、今じゃないような、結局そのまま。


買ってきた音楽と人も、袋から出してもいない。

別に読みたくないわけじゃないけど、なんか今は読みたくないような、そうでもないような。


それでも……。


私は太宰が好きだ。生涯をかけて読みたいと思った作家だ。小説も音楽も芸術だ。当人が生きていようがいまいが、時代に関係なく好きなものは好きでいいはずだ。

私が好きなら好きに変わりはない。


そんな大事なことを忘れてしまうところだった。

この先どうなのか、そんなことはそもそも関係ないことだ。


私は毎年一人で桜桃忌をやっているじゃないか。

私の中で、彼は太宰と同格になったのだ。


部屋中の何もかも、関連するものは棄ててしまおうかとさえ思った。そのくらいしないと訣別出来ないと思ったからだ。何と訣別するつもりなんだ、遺品整理と勘違いしているじゃないか。


大好きなものを抱えて生きることに、辛いことなどあるものか。

これからもきっと、私の支えになってくれる希望を、そんな簡単に手放すな。


だから……。


別冊音楽と人も予約したし、武道館も当選したので素直に喜びます。やったー!


武道館をみんなで一緒に泣き笑いで盛り上げて、無事に成功させなくちゃ。

あっちゃんのために。それが餞となるように。