こんにちは、絶學無憂です。

 

最近はちょっと間が空きましたが、持病が悪化して、ちょっとしたピンチを迎えてました(今も状況はそれほど変わってないのですが痛みがなくなったので平気)。これは歯周病患者の人をがっかりさせることでしょうが、記録としてやはり記事にしてみましょう。

 

このブログの最初の記事にも書きましたが、末期歯周病を患っており、治療法はないと言われ、それに対して「何クソ」とレジスタンス運動を始めたところから、代替医療の世界に足を突っ込みました。

 

その当時はむしろ歯周病よりもカフェイン依存症のほうが重大だという認識で、これも薬物依存症の一種ですから治療法や薬はないというので相当な覚悟をしていたところが、一番最初に試したホメオパシーで、一ヶ月で20代の頃から15年位は悩まされてきた、カフェインへの渇望感がスッパリと消えてしまい、「おおお」と驚いたのでした。

 

こんな体験一度してみてくださいよ。どう反応しますか?ホメオパシーのエビデンスは怪しいのしかないという話だから、たまたまそのタイミングで勝手に治ったんだ、と思えますか?これぞ立派なプラシーボ効果の一例だ(ホメオパシー自体には何の効果もなし)、と思えますか?私はそうは思えませんでした。プラシーボ効果で薬物依存症がピタリと止まるなら、偽薬をどんどん処方すればよい話で、割と簡単なはなしです。

 

実際には、個々の症例について、ある薬なり療法が効果を発揮したのかどうか、というのを判定する手段というのがどうも無いのではないか、というのが今の私の理解です(もし違っていたら教えてくださいねー)。二重盲検であるとか、ランダム化比較試験であるとか、というのは一個の症例についてどうだったかという結論を出す性質のものではありません。多数のデータを、ルールのもとで調べて、その薬なり療法なりに一般的に効果があるといえるのかどうかを判定しようというものです。

 

この判断が良かったのか悪かったのかはいくらでも議論できますが、私は、私のカフェイン依存症についてはホメオパシーが効いたのだ、と結論してしまったので、そこから代替医療の世界へ深入りしてしまいました。ドラマの筋書きとしてはよく出来てるでしょ。

 

結果として、科学者でありながら、アンチ西洋医学になってしまい(代替医療やセラピーに手を出していてアンチ西洋医学でない人を探すほうが難しいでしょう)、それが嵩じて家庭崩壊を招き、妻子が出ていきました。代替医療というテーマは、陰謀論や目に見えない世界へ繋がっているので、多かれ少なかれ、反主流、反社会的な方向へエネルギーが向かいがちです(ご注意ください)。妻はこれをとても危険に感じたようです。そりゃそうだな、とも思いますね。

 

田仲真治さんのブレイン・アップデート・オンラインコーチングのおかげで、代替医療に足を突っ込んで以来の、黒いエネルギーを動力源にした生き方から、白いエネルギーを動力源にした生き方へと、体に流れるエネルギーを切り替えることができました。

 

歯周病と戦うという在り方をやめました。まあ、思いつく限り本当にいろいろなことを試しましたが、何一つこれに関しては効きませんでした。で、情熱に従って、楽器を再開したり、テニスを再開したりして、新しい友達も次々に出来て、楽しく一年間を過ごしました。

 

駄菓子菓子!

 

ああ、その間にも、歯周病は着々と進行していたのであります。

 

先日、テニスのサーブ練習をしていたら、歯に痛みを覚えて、家に帰って鏡で確かめたら、小臼歯が真っ二つに割れてました。しばらく様子を見ましたが、一旦痛みは引いたものの、数日してまたかなり痛み始めたので、久々に歯医者に行ってきました。歯周病だけでなく虫歯も進行していて、歯が相当弱っていたようです。

 

歯医者からは、もはや歯のクリーニングすら、歯が抜けるおそれがあるのでできない。できることは抜くだけ、と以前から言われてますが、今回も同じ。やはり痛みがあっては、ボロボロの歯を残してもしょうがないとついに観念して、抜歯を決断したのでした、パチパチ。むしろ晴れやかな気持ちでしたよ。

 

ところが、そこはイギリスの医療制度。今日は抜歯無理ですよ、と言われてしまう。ええー?いつならできるんですか?と聞くと、二週間待ちだと。げげげ、二週間も歯痛と一緒に暮らすのかー。これはがっくり来ました。

 

ある日は、かなり歯が痛んだので明け方5時まで眠れず。レイキだなんだ、といろいろやってもです。数年前の、歯周病が激烈で、しょっちゅう炎症を起こして熱が出てほとんど活動できなかった頃とダブりました。うーん、この調子では仕事も危ういな、コンサートも含めて予定もいろいろとキャンセルしてしまったし。何よりも痛いので、ほとんど何も出来ない。

 

あるとき、布団の中に、うずくまりながら、こうやって痛みを感じながら、痛みからなんとかして逃れようとするのをやめて、感じている痛みのど真ん中へ意識を合わせたらどうなるのだろう???と好奇心が湧いてきてしまいました。エックハルト・トールがそういうことを勧めていたような(今ここ、だから)。

 

で、やってみました。じーっ、と痛みのど真ん中、そのまたど真ん中へと意識を合わせていく。ふむふむ。ふむふむ。ふむふむ。

 

しばらくして、というのは数分でしょうか、こういうことを期待していたわけではないのですが、ものすごい勢いの活元運動が出てきました。「活元運動」というのは、野口晴哉先生の整体の用語で、無意識的に生じる自働運動のことで、彼の整体の体系の中ではとても重視されており、この自働運動には、体のアンバランスを調整しようという働きがあるのだ、とされています。野口整体には、活元運動の誘導法という方法が準備されており、体操と呼吸で体を刺激することで活元運動を促し、体が自動的に自己調整するのを促進するのです。私は整体協会の活元運動の会に何回か参加したことがありますので、どういうものかというのは割と正確にイメージできていると思っています。

 

その活元運動が、かつてないほどの激しさを持って出てきました。野口晴哉は、「はじめて活元運動が出たとき三日三晩止まらなかった」(「野生の哲学」永沢哲)と言います。三日三晩の場合、ご飯やトイレはどうするのだろう。徹夜をしたのだろうか、といろいろ疑問が出てきますが、どれくらい、動きが続くのかひとつ試してやろうという気持ちで続けました。そうして、痛みに集注して活元運動をしている間というのはあまり痛みを感じないのでした。活元運動が収まりかけてきたな、と思っても、もう一度、歯茎の痛む部分に意識を合わせると、またガクンガクン、ブルブルと体のあちこちが動き始めます。

 

1時間20分で、まだまだ運動は出るが、もう疲れた、と思ったので休止。非常にねちっこい、脂汗のようなものを手に感じました。気が頭に登るせいか、頭がクラクラして、スクリーンを見るのもむずかしくなりました。活元運動の誘導をする場合は、氣を丹田におろして活元運動を終了するやり方があるのですが、私はそれをサボったのです。野口晴哉先生がやれ、といったことはやったほうがいいと思いますね。

 

しばらくして昼寝をして、夕方に目覚めると、痛みはほぼ収まってました。なお、頭がクラクラするのは困ったので、レイキでこれを調整しました。それでもまだ残る痛みに意識を合わせると活元運動が出るので30分ほど行ったでしょうか。翌日も同じような感じでした。その後、数日経ちますが、ほぼ痛みゼロです。

 

痛みに集中したら誰でも活元運動が出るのか(私の場合はやはり活元運動の練習をしていたから意識して無くてもそれが出やすかったんではないかと思います。ふだんから病腺に靈氣をしていてもよく小さな活元運動が出ます)、またその激しい活元運動が痛みの沈静化と関係があるのか、本当のところは全くわかりません。でも面白いのは、事前に筋肉反射テストで「この痛みはいつまで続くのか」と調べて、この日まで、という結果を得ていたのですが、前日にかなりの痛みがあったので、これはもうほとんどありえないわ、やはり歯の関係では筋肉反射テストが正確に取れないのかな?なんて思っていたのですが、今の所、筋肉反射テストの結果通りになっていて、唖然としてます。

 

この活元運動を始める前までは、一時的にかなり絶望的な気持ちを味わっていたのですが(この調子でずっと悪化していくなら仕事も続けられるのかわかんなー、とか本当に思っていました)、割と気持ちがさっぱりしてしまいました。

 

その後で、セカンドオピニオンを求めるため、キネシオロジーもできる歯医者を探して、診てもらったのですが、この人にも数本を残して全部抜く必要がある、と改めて宣告されてしまいました。

 

ああ、いよいよ入れ歯生活が間近に迫ってきたなあ。

 

これからは、入れ歯でどれだけ元気に生きられるかというのが新しいチャレンジだな、と思いました。

 

田仲真治さんいわく、「恥ずかしいことと怖いことしかやる意味はない」(これ、本当でしょうかね?)ということですが、若くして入れ歯、というのは間違いなく恥ずかしいし、たしかに怖いです。ということは挑戦する甲斐があるということです。

 

そのときに天からインスピレーションが降りてきました!!!

 

 

 

デンチャー(入れ歯)・アドベンチャー wwwww

 

 

 

なんじゃこれ、と思ってちょっと楽しくなってます。

 

「私は入れ歯でワクワクだらけの人生を生きる」というゴール設定で、、何の調整もなしに任脈のスイッチが入ったままです。準備はできたみたいです。

 

昨日もボロボロの歯でテニスに行ってファインプレーを続出してきました。Denture Adventure っていうブログのタイトルにしてもいいくらいだな。