前回からの続き

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こんにちは絶學無憂です。

ここらでもう一度断っておきますが、私はキネシオロジーは独習であり、いまのところ何の資格も得ていません。ごく最近、オンラインのTFHのコースを受講し始めましたが、これとて非公式のものです。また、筋肉反射テストを始めてからのキャリアというのも高々二年です。自分以外の方の筋肉反射テストでセッションをしたのは二回しかありません。これはせっかく習得しても、プロとして看板を立てない限り、それくらいチャンスが少ないということでもあります。

ですので、以下の内容は飽くまで現時点での私の個人的な意見としてご理解ください。一年後にはまったく違うことを言っている可能性だってあります。

セルフ筋肉反射テスト(一人キネシオロジー、一人O-リングテスト)をそもそもやっていいのか?という疑問に対する答えですが、私自身既に実際にセルフ筋肉反射テストを日常的に行っていることもありますが、基本的にはYESと考えています。

ただし、もし筋肉反射テストもしくはキネシオロジーを学びたい、というだけであって、独習しなければならない事情がないならば、できるだけTFHの講習会などに参加されたほうがよい、と考えます。

講習会で学ぶことの利点はもちろんたくさんあるでしょうが、特に大きいと思われるのは、先生と、共に学ぶ仲間を同時に得ることができる、ということです。私のように独習でセルフ筋肉反射テストを最初に学んでしまうと、このどちらも得られないため、かな〜り孤独な道を歩むことになってしまいます。

筋肉反射テストもキネシオロジーもまだまだ市民権をじゅうぶんに得たとは言えない状況なので、理解者を身近に見つけるのはそうそう簡単ではありません。筋肉反射テストというのは基本的に目に見えない世界を相手にするようなものなので、始めると疑問が山程出てくることでしょうが、そのときに相談相手がいない、というのはちょっと困りものです(私はとても困りました)。

筋肉反射テストの習得そのものについては実は講習会は必須とは考えておらず、独習でできてしまうとも思うのですが(私がそうでしたから)、テクニック以外の部分で理解者の知人が一度に多数得られるというのは計り知れないほどの価値があります。

 

田中信二さんのBUオンライン・コーチングに参加したことで私もようやく相談相手を得ることができました。

 

次に、なぜセルフ筋肉反射テスト(一人キネシオロジー)をやってもよいと考えているかというと、実際にセルフ筋肉反射テストを日常的に行っているプロの方が多数おられるというのを知ったからです。

伊東聖鎬さんの読脳法(脳反射検査法)を筋肉反射テストの一種とみなすならば、それこそ息をするように読脳法を自分の腕の筋肉を使って行われている姿が多数のYouTube動画で確認できます。

これも日本でまとめられたキネシオロジーですが、Clinical Bioholographic System (CBS)という流派では、セルフ筋肉反射テストを臨床のセッションで日常的に使用しているようです。

漢方の分野で開発された入江フィンガーテストというのも筋肉反射テストの一種とみなすことができますが、これなどはセルフ筋肉反射テストしかあり得ません。

その他にも個人名を幾つか挙げることができます。

実際にセルフ筋肉反射テストを臨床の場面で使っているくらいだから、セルフ筋肉反射テストは信頼できると考えてもよかろう、と言えます。でなければ商売として成立しないでしょう。

それでは次に、なぜタッチ・フォー・ヘルスのような主流のキネシオロジーではセルフ筋肉反射テストが教えられていないのでしょうか?

これは幾つか理由があるのだと思いますが、特にタッチ・フォー・ヘルスの場合には、医師(権威者)と患者のような上下関係を基本とした「医療モデル」から脱却し、クライアント自身が自分で自分の体の反応を調べていくことで判断する「自己責任モデル」でのセッションを意図します。そのため、セラピスト側がセルフ筋肉反射テストで勝手に答えを得てしまい、お告げのようにそれをクライアント側に伝える、つまりセッションの場で権威者として君臨する、というのは全く相容れない考え方なのだと思います。

あるいは他にもセルフ筋肉反射テストならではの短所のようなものがあって、それを避けている可能性がありますが、いまのところ私は把握していません。

それでは、有名なプロである齋藤慶太さんのセルフ筋肉反射テストに対する警告

実際に自分で自分の微細なる筋力をチェックする事は難しいと思います。
特にストレスや問題を抱えているときには脳の状態も不安定のため微細なる筋力の強弱がわかりにくいのです。

というのはどうなのでしょうか?これは無視して良いものでしょうか?

私はこの意見には慎重に耳を傾けるべきだと思います。やや拡大解釈かもしれませんが、

自分自身のエネルギーのバランスが乱れている状況で、自分自身の体を使って筋肉反射テストを正常に行うことは難しい

というような意味で私は解釈しています。言い換えれば、

自分自身のエネルギーのバランスが取れている状態であれば、自分自身の体を使って筋肉反射テストを正常に行える

となるでしょうか。

これは何か大きな悩み事や症状を抱えている場合に、それだからこそ筋肉反射テストに活路を見出そうとするというのが多いと思うのですが、その状態のままでは筋肉反射テストそのものの習得が難しい(なかなかうまくいかない)、ということを意味しています。ですので経験を積んだプロの手を借りてまずはそこから抜け出したほうが、後が楽だということが言えると思います。
 

それでもセルフ筋肉反射テストを習得したいという場合は、たとえばタッチ・フォー・ヘルスの中に含まれている様々な調整法や、このブログでも紹介しているような簡単な方法を使って、まず自分のあり方を直していくというのが近道ではないかと思っています。まず「まんなか」へ自分を持っていってからのほうが、いろいろな意味で物事がスムーズに運ぶのではないかと考えています。
 
ここまでどちらかというと、自分が日常的に行っていながら、セルフ筋肉反射テストに慎重な立場からの意見を述べさせていただきましたが、これらの事情を承知の上で、セルフ筋肉反射テスト推奨ということを考えるならば何が言えるでしょうか。
 
すぐ上で講習会で筋肉反射テストを学んだほうがよい、と書いたばかりですが、実践的なことを考えると、実はそう簡単でもないという現実があるようです。セルフ筋肉反射テスト無しの立場ですと、講習会の間はもちろん練習の機会が与えれて、「へー」「すごーい」と言いながら体験することになるでしょうが(想像です)、終わって家に帰った途端に、「うわあ、これからどうやって練習したらいいんだろう」という問題に直面することになります。
 
結婚されている方であれば、配偶者に実験台になってもらうというのがまず考えられることですが、ここにまず関門があります。筋肉反射テストに対して理解を示すような人は今の世の中ではまだまだ少ないということがあり、あなたの配偶者が理解してくれる保証がありません。どうでしょうか、講習会でキネシオロジーを学ぶような既婚者の方のうち、過半数の方は配偶者に筋肉反射テストを理解してもらえないんじゃないでしょうか?この予想は悲観的すぎるでしょうか?
 
私の思う筋肉反射テストの最大の弱点は、認知度が低いことと、そのために理解されにくい(誤解を招きやすい)というところです。配偶者が駄目ならば友達で、ということになりますが、普段からよほどスピリチュアルや代替医療についてオープンな間柄でなければ、筋肉反射テストを持ち出すことで関係がぎくしゃくすることになりかねません。
 
ですので、筋肉反射テスト上達の最短ルートはセルフ筋肉反射テストかもしれない、と言えるわけです。置きている間はいつでも練習できるわけですから。他人の筋肉で筋肉反射テストを行うのはまた別の経験が必要ですが、単独で練習できたほうがよいでしょう。
 
またもちろん、相手を必要としないので、24時間いつでも必要な時に筋肉反射テストを行うことができ、そのときに必要な情報を得ることができるのは大きな利点です。


次は、セルフ筋肉反射テストを学ぶ場合にどのような順番で進むのがよいかということについて書かせていただきたいと思います。

 

 

次回へ続く

 

 

 
 

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