おばはんバトルの仲裁 解ってもらう事の大切さ | 勤続38年 ベテラン管理栄養士が提供する「病院勤めのストレスが消えて、生きててよかった!で満たされる」コーチング広場

勤続38年 ベテラン管理栄養士が提供する「病院勤めのストレスが消えて、生きててよかった!で満たされる」コーチング広場

ずっとずっと頑張っているのに「なぜか、うまくいかない!」「何か違うかも?」「私の何がいけないの?」と迷子になっていませんか。「誰か私を助けて!」「正解はどこにあるの?」と右往左往しているのなら、私と一緒に探し出しましょう。あなたの本当の人生を!

ふ 

 

いや~、いくつになっても

人と人とのトラブルって

ほんの些細な事が原因で

勃発するもんですね( ´艸`)

 

 

 

私の職場は病院でして、

患者様580人

職員500人

結構、沢山の人数ですが

食事提供については、全て

委託会社に請け負って貰っています。

 

 

 

私は病院の管理栄養士であり

栄養課課長であり

食事関係全ての責任者です。

 

 

 

しかし、病院の職員なので

委託会社の業務や人事には

よっぽどの事が起こらない限り

口出ししませんし、出来ません。

他会社なので・・・

 

 

 

 

 

7月初め、その委託会社で

65歳の女性が新規採用になり

職員食堂で働き始めました。

 

 

 

職員食堂には

78歳の古参パート職員が居て

彼女は20年以上、

この仕事をやり続けています。

かなりの年齢ですが

業務の多くはルーティン作業なので

体力があれば続けられます。

 

 

 

しかし長年働いていて

彼女にはプライドがあります。

 

 

 

そこに新人パートが参入。

最初はうまくいっていたのが

ある事がきっかけで

ことごとくすれ違い始めます。

 

 

 

一旦、こじれ始めると

どんどん深刻化していきます。

 

 

 

言った。言ってない。

やった。やってない。

 

 

こうなったら泥仕合。

全てが藪の中。

 

 

 

本当の事は

誰にもわかりません。

 

 

 

しかも

人の記憶はあやふやなもの。

ちょっとでも

自分の都合の良いように

どんどん改ざんされていきます。

 

 

 

 

 

委託会社の責任者は

20代半ばの栄養士。

当院での勤務年数は3・4年。

 

 

 

ベテランパートと

新人パートの揉め事を

うまくまとめることを

求める方が可哀そう・・・(笑)

 

 

 

最初はほおっておいたのですが

(口出しも出来ないので)

当事者の2人よりも

周りの他のパート職員の方が

「なんとかしてくれ~」と

疲弊しだしたので

おせっかいな私が立ち上がる。

そういう次第になってしまいました。

 

 

 

 

 

ここで

私は師匠に相談しました。

言った言ってないを

どう解決したらいいですか?

 

 

 

すると、言い分を全部聞くのでは無く

未来、

「相手がどうなればいいか?」

「自分はどうすればいいか?」に

話しの方向を持っていけばいい。

と、アドバイスを頂きました。

 

 

 

やってみました。

惨敗でした。。。

おばはんは手強い。。。( ;∀;)

 

 

 

 

78歳のおばはんは

「未来なんか知らん!

あんな奴、どうにも変わらんわ!

私が言いたいのは・・・・・・・」

と、あくまで

彼女自身の言いたい事を

連呼し続ける始末。

 

 

 

新人の65歳パートも

「そう言う事では無くて、

私は今の自分の生活を

なんとか維持していかないと

生きていけないんですよ!」

と、怒り始める始末。

 

 

 

 

 

そこで私。腹をくくりました。

この二人が

「もう十分です。」と言うまで

彼女達の話しを聞き続けてやろう!

 

 

 

こっちが話しを止めるのではなく

自然と話しが終わるまで

とことん、

付き合ってやろうじゃないか!と

 

 

 

とは言え、時間は有限。

私の持ってる全ての技術を駆使して

ラポール形成

マッチング

ミラーリング

ペーシング

リーディング

そして、所々

お互いの痛い点を突きながら

お互いの褒めて欲しい所を

褒めたおし喜ばせながらも

この話しをどこへ着地させるか

どう決着をつけるかの、

「私」の欲しい結果への誘導。




私の欲しい結果とは、つまり

一旦、お互いの事は

横に置いておける状態になる。

これから、どう仕事を続けていくか

に、目を向けさせる事。

(これは師匠から教えて貰った未来の視点)




それらを、

やり切りましたよ( ´艸`)

 

 

 

結果、

「話しを聞いてくれて

わかってくれてありがとう」

「ほんまに、スッキリしたわ~」

と、二人とも、それぞれに

同じフィードバックを

頂きました( ´艸`)

 

 

 

やったね、私!

 

 

 

この二人、実は

とてもよく似ているのです。

年齢の割にやる気もある。

根性もある。プライドもある。

人への関心もある。

 

 

 

ただ。それが

最初のちょっとしたすれ違いから

歯車が狂ってしまい

全てが悪い方へ悪い方へ

転がってしまっただけ。

 

 

 

今はまだ、全然仲良くはないけれど

今までとは違う、別の見方で

お互いを捉えだした、

という段階です。

 

 

 

ここからうまく回ってくれば

私としても

動いた甲斐があった、

というもんです。

 

 

 

いくつになっても人は

自分の言いたい事、

これだけは譲れない事、

それを認めて

そこを共感して貰いたい。

そう、思っている生き物なんですね。

 

 

 

勉強になりました。

ありがとうございました。