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51才、男性。

双極性障害(躁うつ病)で通院中である。

10年前に発症したが、治療で改善し症状は比較的落ち着いていた。

20代から睡眠時間は4~5時間である。

睡眠時間が少ないなどの無理をしてもあまり辛さを感じなく、とことんひどくなった時点でうつ状態になるという。

社内で移動があり、労働時間が12~16時間/日になった。

睡眠時間は2~5時間であった。

そのころから腰背部痛・肘痛・膝関節痛を訴え出した。

腎虚が極まり、奇経の病証であった。

元気を補うにも限度がある。

移動から8ヶ月目に職場で嘔吐したとのこと。

産業医に相談することを勧め、産業医の方から元のポジションに復帰できた。

患者さんの奥様と何度も「このままいくと過労死になるかもしれないですね。」と話し合っていたが、本人は「それほどひどい状況だと思っていなかった。まだ前の職場で頑張りたかった」とのコメントにはあきれてしまった。

この様な状態を失体感症というが、失体感症になっている人は重大な症状になるまで気づかないので要注意である。

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