
当時はSNSのキングであったMySpaceのユーザー流出が止まらない。
2011年の1月から2月の間に、ユニークユーザー数(UU)が1,000万人も下がった事がcomScoreの調査により判明した。
4週間の間に7,300万人のUUから6,300万人まで数字が下がった。

ソーシャルメディアをはじめたばかりの人(3年以内)や、海外のSNSに疎い人は「MySpace」というサイト自体知らないかも知れないが、 MySpaceはその当時Facebookを凌駕し、インターネット上に行くのであれば"MySpace"とまで言われたほどのソーシャルメディアのキン グ的サイトだった。
当初台等していたhi5やFacebookと比べ、個人個人のプロフィールページのカスタマイズ性などにより、「自分」アピールが非常に柔軟だった MySpaceが機能的にも抜きに出ていたのが理由であるが、ユーザー層の拡大に伴い、MySpaceのプロフィールページのカスタマイズは少々ライト ユーザーには敷居が高かった。
また、カスタマイズをしなければきれいなプロフィールページが作れないや、スパムユーザーのブロックなど、プライバシー設定等も細かい設定ができなかった為、特に女性ユーザーは1日に100人以上の男性から友人申請を受ける、、、、何てことも多々あった。
また、MySpaceで知り合った男性・女性間の犯罪行為もニュースで取り上げられ、アメリカ、イギリスでは若年層へのMySpace利用を控える動きも見られた時期があった。
もちろん原因はそれだけではないにしろ、現在ではFacebook(1,6億人UU / 2011-05)に大きな差を広げられている。
ソーシャルメディアの歴史自体、非常に短いものであるし、かつてのキングも足元を簡単にすくわれてしまうこのネット業界では、自分のサイトは安定し た収益を上げている、、、とソファーに踏ん反り返っていると、気が付かない内に他の後出の競合他社に追い抜かれてしまう、、、なんてこともあるので、サイ ト運営者は常に緊張感を持って、サイトの調査、改善を怠らないようにしたい。