彼は何者か
薄汚れた白色の制服をまとい
それとお揃いの帽子を深く被り
手袋をつけた手
箒とちりとりを片手ずつ持って
せかせかとあちらこちら行く
「何をしているのですか?」
......
沈黙が返ってきた
彼はとても綺麗で輝かしい欠片を
拾い集めている
いくつもいくつも
溢れかえりそうなほどのちりとりに
まだ満足出来ずに
入れても入れても
どんなに入れても
僕の心は満たされない
満たされたい
星になってしまった君はどこ?
あとどれだけ集めれば会えるの?
今日は妙に饒舌な彼は言った
知ることが幸せか、
知らないことが幸せか、
彼にとっての幸せは何か
ねぇ、......もう、やめてよ
そこにあるのは、
死んだものの欠片なんだよ