II. anemone | 或るひとつの物語

或るひとつの物語

不定期に詩を載っけます。



くちゃくちゃになったあなたの顔
視界が歪んできっとまともに見えてないだろうな

──いかないでよ


声になっていないよ

みている方が辛くなるほど悲しみに捕らわれた今の君

日に焼けていない肌
透き通るような綺麗な瞳
緩やかにカーブしたまつげ
真っ直ぐで硬めの髪


もう二度と触れることの出来ない生ける体
尊いひとつ

ぐらついた天秤
均衡を保つためには生きなくてはいけない


あなたがあなたになる瞬間、



──僕、ずっと待ってるから


  立派になって花が咲くまでずっと


だから、私は見守り続ける