I. anemone | 或るひとつの物語

或るひとつの物語

不定期に詩を載っけます。



好意の共有者
その君の灯火が不安定に揺れる

──もういきますね


どうしてか君はそんなにも落ち着いている


自然の理をすべて受け入れ
理解している


消えてしまいそうなほど白い肌
ビーズのように光る瞳
太陽を向かい伸びた長いまつげ
風にゆられる艶やかな髪


それらはもう跡形もなくなってしまう
尊いひとつ

ぐらついた天秤
均衡を保つためにはかえらなくてはいけない




君が君でなくなる瞬間、




──私の涙を持っていて下さい


  あなたが立派になったとき、花がさくでしょう


だから、僕は待ち続ける