fetus | 或るひとつの物語

或るひとつの物語

不定期に詩を載っけます。


みえないよ、何も 
──目を瞑っているから

きこえないよ、何も 
──耳を塞いでいるから

かんじないよ、何も 
──心を閉ざしているから



淋しくては淋しくて、
深い海の底で眠っているの

誰も来ることのできない奥の奥

うっすら射すタイヨウの光を懐かしみ
それでもひとり
足を抱えて丸くなる

母からの栄養も途絶え

還るべき海の中