虚無 | 或るひとつの物語

或るひとつの物語

不定期に詩を載っけます。

こころが空っぽなのに何を思うの

捨てたそれは
穢くて穢くて


してしまったよ


バクテリアにすら食べてもらえない

非存在物

足元に潰れた蟻を眺めてさ
──あぁ、可哀想
口先で云う

顕微鏡でぽっかり空いた虚を
覗いてみては

穴に堕ちてゆく


ただ、ひとり   しずかに…