喘鳴 | 或るひとつの物語

或るひとつの物語

不定期に詩を載っけます。

僕が息をすると同時に
おまえが唸り声をあげる

高い声と低い声と男の声と女の声と
たくさん混ざったような不気味な声が
僕の呼吸に合わせて



消えろよ

服の上から心臓を掴む
トクトクと刻む速度は常にアレグレット


器の主は誰か?

もうわからない
僕の声を遮っておまえが現れる

思いきり走りたいのに
ネコを抱きしめたいのに
線香花火をしたいのに


いつまでおまえは其処にいる?