昨日ヶ丘 | 或るひとつの物語

或るひとつの物語

不定期に詩を載っけます。

あなたは憶えているのか?
あの日見たこの景色を

お日様がさよならを言って
みんなが帰ろうとする頃
あなたは髪をなびかせる

そしたら──
綺麗なネイロが町を包む
僕の歌声があなたと溶け合って
遠く遠く どこまでもどこまでも

いつまでも続くはずのものなのに

お日様がさよならを言ったのに
どうしてか
あなたは何も言わずにいくの?

雨が降った今日  あの場所へ


そしたら、またあの光景で
パズルをはめる前に絵柄がわかって終ったよう

あなたはいる
其処にいる  何処にいる?

──其処にいる

昨日の世界

今日の世界

あなたがいる世界を築こう
そんな想いも壊されて
やっぱりあなたは何も言わずにいく

雨が降った今日  また彼処へ

輪廻は廻る

ぐるりぐるり  ひたすら

無力な世界の破片は
一が全に勝てぬようにただ浮遊するだけ

輪廻は廻る

ぐるりぐるり  ひたすら

歯車を外せ

それは“罪”だと僕らは知っていながら

咎人は今日も昨日を歩む