ナミダ | 或るひとつの物語

或るひとつの物語

不定期に詩を載っけます。

僕の掌に   ひとつ
彼女の綺麗なものが落ちる

汚れてしまったこの掌では
とても受けとめることが出来ない

どんなコトバをかけようか

ただ刻々と沈黙する

彼女のすすり泣き以外に何も無い


彼女の躰から   ひとつ
僕らの新しいものが落ちる

汚れてしまったこの僕の血を
半分も受け継いでしまったキミ

どんなコトバで謝ろう

ただ刻々と沈黙する

キミの産声以外に何も無い