雨音は、
雨が何かに触れる音。
優しく当たれば、
シトシトふわっとした音。
激しく当たればと耳に障り、
あまりに激しいと恐怖を感じます。
感情も同じで、
それだけでは他に影響はない。
どんなに激しい雨でも、
雨だけでは音にならない。
どんなに激しい感情も、
他にぶつけなければ影響はない。
では、ひとり我慢すればいいのでしょうか?
そうではなく、
激しい感情にのみこまれずに観察してみる。
自分が激しい感情なのではなく、
自分から湧き上がったもの。
感情と自分を分けてみる。
その上で自分から湧き上がった感情を迎え入れる。
迎えいれるのは、第二感情ではなく、第一感情です。
怒りは第二感情。
怒りの前には第一感情の、
不安、恐怖、悲しい、寂しい、
わかってもらえないなど、何かあります。
怒りに任せて、「あなたが悪い!」と言葉をぶつけてしまうと、
ぶつけられた相手も、
同じ感情のボールを投げ返してきます。
でも、「こうなって不安なんだ。」
「私は悲しい。」
「わかってくれなくて寂しい。」と、
落ち着いて伝えられたら、
共感のボールが帰ってきます。
誰かに腹が立つのは、期待があります。
ひとは期待が叶えられない時に、
悲しくなるんだと思います。
カウンセリングルームempathy
産業カウンセラー さかおかともこ
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