菜根譚 超訳 75 この世の意義 | たこなぐりの宗教ブログ

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この世での生活状況

一苦一楽相磨練、練極而成福者、其福始久。
一疑一信参勘、勘極而成知者、其知始真。

一苦一楽(いっくいちらく)して、相磨練(あいまれん)し、練極(れんきわ)まりて福(ふく)を成さば、その福始(ふくはじ)めて久(ひさ)し。
一疑一信(いちぎいっしん)して、相参勘(あいさんかん)し、勘極(かんきわ)まりて知(ち)を成(なさ)ば、其の知(と)始(はじ)めて真(しん)なり。

一喜一憂しながらも、切磋琢磨して得られた幸福は、長く続くもの。
試行錯誤しながらも、思考を続け、真偽を考え抜いて得られた知識こそ本物である。
つまり、棚ボタの幸福は一瞬のものであり、自分で考えるのではなく、他人から教えられたような知識は知識と言えない、ということ。

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隆法本を読んだらなんでもわかったような気になる。
これは怖いこと。
結局あの世はこの世の延長にしか過ぎない。
カネを積んで、免罪符や悟り、来世の幸福を買うことはできないみたい。
この世は、2本足で歩くしかないのか。
あの世はなんでもありだが。