大川隆法 『ピカソの霊言』紹介  ゴッホと松尾芭蕉 | たこなぐりの宗教ブログ

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宗教の古典の紹介
この世での生活状況

[ゴッホの霊示]
p.129
ひまわりをなぜ私が好んだかと言うのはね、結局ひまわりの一生というのは、私の一生と同じなのさ。
大振りで美しく、すくすくと伸びて、誰からも観られ、日の方を向いているけれど、それが大柄であればあるほど、枯れていく姿はまた悲惨なものであると。
そうしたひまわりの一生というのを見て、自分を二重写しにして私は見ていましたねえ。
あれだけの生命力のある花が枯れていくというところにね、私は生命の永遠を感じ、また、仏教で言う「転生輪廻」の思想を感じましたねえ。

芸術はね、芸術は長いが人生は短くてよいのです。これが「ひまわりの人生」です。
ま、芸術家というのは、もともとこの世的ではない魂が多いのです。
この世に住みやすい魂ではないのです。
文学者や詩人や画家にしてもそうです。
早く死ぬのが常です。極めてあの世的なる魂であって、この世にはもはやそう多くの未練はないのです。

中原中也やモーツアルトも短命か。
川端康成の自殺も、霊界の美しさに憧れたらしい。

[松尾芭蕉の霊示]
p.267
静けさや岩にしみいる蝉の声
「岩にしみいる蝉の声」これは嘘ではない。
灼熱の太陽の陽(ひ)。その蝉が鳴きやまぬ生命力。
この生命力が、まさしく沈黙の岩のなかにしみ透っていくようにみえていく。
沈黙している岩というものが、この夏の日の暑さを象徴している。
岩もまた、水を欲しているのではないのか。
水が無いがために、そうした清涼感がある蝉の声がしみ透っているのではないのか。
岩もそのように感じているのではないのか。
蝉しぐれというが、時雨(しぐれ)の雨が岩にしみ透っていっているようなのではないのか。こうしたものを、本当に私が感じたのです。

すごい説明。本人が言っているとしたらそのとおり。
100年後の国語の教科書に、載っているかもしれない。

あとがき
本を探せたので紹介。
KK、おもしろいでしょ。