菜根譚 超訳 20  「鬼神もこれを避く」状態 | たこなぐりの宗教ブログ

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わかりにくい本文
ブログのタイトルは間違っています。

事事、留個有余不尽的意思、便造物不能忌我、鬼神不能損我。
若業必求満、巧必求盈者、不生内変、必召外憂。

事々、個の有余不尽(ゆうよふじん)の意思を留むれば、便(すなわ)ち造物も我を忌み嫌うこと能(あた)わず、鬼神も我を損すること能わず。
若(も)し業(ごう)は必ず満(まん)を求め、功は必ず盈(えい)を求むれば、内変を生ぜざれば必ず外憂(がいゆう)を召(まね)かん。

何事にも気持ちに余裕があれば、嫌われることはないし、天罰をうけることもない。
もし、仕事上で業績や名声を求めすぎれば、自分自身も他人にも大きな心配事ができてしまうので、そこそこが良い。
つまり、活人の力は、不足無き程度に有り、余る事無いように無いのが一番良い。
活人道とは、過不足なき人生と見つけたり。
*
人を悪く言ったり恨んだりするのは、余裕がない時。
お金と時間があれば、ニコニコしていられるんだが。
引退して余生を楽しむ。霊界へ移行する準備期間。

『鬼神もこれを避く』という表現があったが。
株が強烈に上がっている時と、猛烈に下がっている時。
羽生善治が将棋を指している時。
木村沙織がバレーをしている時。