菜根譚 超訳 18   反省の教え | たこなぐりの宗教ブログ

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宗教の古典の紹介
この世での生活状況

蓋世功労、当不得一個矜字。
弥天罪過、当不得一個悔字。

世を蓋(おお)うの功労も、一個の矜(きょう)の字に当たり得ず。
天に弥(わた)るの罪過も、一個の悔(かい)の字に当たり得ず。

一世を風靡するような功績も、それを誇るようでは台無しとなる。
天下に轟く様な大罪も、悔いて反省すれば消えてしまう。

活人は、正しいと信じる吾道を淡々と独り歩けということである。
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きょうじ【矜持/矜恃】自分の能力を優れたものとして誇る気持ち。自負。プライド。
驕慢[名・形動]おごり高ぶって人を見下し、勝手なことをすること
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貪・瞋・癡に加えて
慢・疑・悪見

他人がやっていると、みっともないと感じるが。
自分がやっていて、平気なもの。
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『悔いて反省する』
三大宗教共通の教義
生きているうちにやっておいた方が、いいような。
あまりにもこの世(的価値観)に染まり、良心がマヒすると反省ができなくなる。
「死んだら終わり」なら反省は不要だが。

反省がすすむと、ポカポカ暖かくなってくる。
自身の仏性(魂)が輝くのか、守護・指導霊の光がはいるのか。

子供じゃあるまいし。「反省しなさい」と、言われても。
八正道をはじめ、反省の教えはものすごく深いですよ。
地獄霊が何かのきっかけで反省を始めると、仏性が顕現し地獄と波長が合わなくなり、
そこから抜け出せる。
祈りを始めても、同じようなもの。
学校や会社で教えてくれないけど、すごく大事な知識。

「おれは悪くない」と、言い続けている方は、ご自由に。
ずっとそこにいたらいい。
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自負(心)はいいが、自我(我欲)はダメらしい。
おれがおれが(やった)。おれのもの。おれは偉い。
どうも天国へ行きにくくなる感じ。
さりとて「おれはダメだ」は、別の地獄(穴倉や孤独)へ行くらしい。
仏教の中道が大事ですか。