作人無甚高遠事業、擺脱得俗情、便入名流。
為学無甚増益功夫、減除得物累、便超聖境。
人と作(な)りて甚(なん)の高遠の事業なきも、俗情(ぞくじょう)を擺脱(はいだつ)し得(う)れば、便(すなわ)ち名流に入らん。
学を為(な)して甚(なん)の増益の功夫(くふう)なきも、物累(ぶつるい)を減除し得れば、聖境(せいきょう)を超えん。
立派な人物となるためには大それた事業をしなくても、下衆な根性さえ捨てれば、そこそこのレベルになれる。
学問で身を立てようとするには、周囲の雑音に振り回され、功績を上げ名声を得ようとせず、物欲を減らして淡々として研究に打ち込めば立派な研究者になる。
つまり、地道な活動こそ活人への道ということ。
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老子的な斬新な考え方。
『下衆な根性を捨てる』
難しいね。
『身分や努力不相応な欲望を捨てる』
のも難しい。
最近は断捨離がはやっている。
『派手な生き方』
太く短く博打的に。
細く長く地道に。
[KK的雑談]
これも1つの悟りの方法論であるのは間違いない。
仏陀の黄色光線と、老子の緑色光線は相性がいいらしい。
救いの白色光線と、科学の銀色光線が混じると、科学医療が発達する。
緑色光線の医学は自然治癒力とか、薬草とか。
体を切ったり、変な(不自然な)薬を飲むのは嫌だね。
白と赤が混じったら、イエズス会(神の軍隊)。
黄と赤が混じったら、不動明王(仏法護持)。
空海なんか土木工事とかやっていて、けっこう銀色も持っていたらしい。
私も昔は青色が強く、哲学とかをかじったが。
今は緑と黄色に関心がある。
物理や化学の銀色は苦手。
魂のルーツというのがあるみたい。