2017年生まれの
我が家の一人息子は
2歳で網膜芽細胞腫と診断され、
闘病開始。
2歳半に右眼球摘出。
4歳9ヶ月に左眼球摘出して、
全盲になりました。
現在も治療を頑張っています。
闘病の記録、
入院生活、
義眼っ子のこと、
視覚障がい児の子育てetc...
綴ります。
《2022年5月の出来事です》
眼球の摘出手術は、
2泊3日の入院となります。
木曜日に入院、術前診察の外来巡り。
金曜日に摘出手術。
土曜日の朝に退院、と、
超ハードスケジュールです。
落ち込んでいる暇はありません。
人生を変える出来事なのに
こんなにサラッとこなして
よかったのだろうか、
と、ふと、思い出しました。
入院日の担当看護師さんは、
恐ろしく出来の悪い人でした。
(去年新人だったので、恐らく2年目。)
手際は悪いし、
息子に対して適当な態度、
説明は下手くそだし、
色々間違えてるし。
今回の摘出手術が
どういうものか、
分かっていないのか、
何も考えていないのか、
言動のひとつひとつが
イライラポイントだらけで、
傷つけられまくりで、
もう、心を無にして
言われたことを右から左に流して
記憶から、消し去りました。
(色々あったけど、本当に忘れました。)
一緒の入院のメンバーは
知っている顔ぶれで、
息子のお友達にも会えて
何でも話せるママさんもいて、
とても心強かったです。
術前診察では、
主治医に、
説明をしてほしいと、
伝えていました。
私が息子に伝えた
伝え方に、似ていました。
左眼も右眼と同じく
取れる眼(義眼)になる、
手術はこれで最後だからね、
もう、痛いこと
辛いこと、ないからね、
と、いった感じでした。
息子は、
うんうんと、
頷いていました。
その後ろ姿を見て、
涙が溢れました。
でも、泣いちゃいけないと
グッと堪えました。
そんなこんなの
入院初日だったので、
母は、とても気が張っていたのですが、
いつも良くしていただいている
看護師さんが部屋に来てくれて、
少し世間話をした後に、
「お母さん、、大丈夫ですか?」
と言われて、
「はい、大丈夫です。」
と、言いながら
涙をボロボロ流してしまいました。
息子は、知らん顔で
オモチャで遊んでいましたが、
きっと、何か感じとっていたと
思います。