私の提案するDIY防音対策はDIYでやる防音対策としてはどこよりも効果が高く、レベルの低い施工業者の防音工事よりも効果が高いです。
このへんは私自身が他所の作っている商品や対策方法を見ても感じることですが、他店や他業者の商品や工事で失敗してから当店へ相談に来る人が割と多く、実際に私の提案で対策をやり直しているお客さんがいるため間違ってはいないと思います。
実績もそれなりにできてブログ等でお客さんの生の声を掲載していることから問い合わせや注文が増えてきたのですが、少し感覚が違う人がチラホラといるので、今回はDIY防音対策と防音工事の両方を検討してみるということについて書いてみます。
私自身があらゆる建物であらゆる目的に合わせた住宅防音工事ができるので、そのような観点から述べていくことにします。
レベルの高い住宅防音工事がきちんとできる立場からDIYと工事の違いを言うなら、効果と費用のレベルが段違いという一言です。
そんなことは常識的に考えて当たり前の話になりますが、中にはDIY対策に対して勘違いをしていたり理想(期待)が高すぎる人がそれなりにいます。
目的や音の種類にもよりますが、DIY対策で漏れる音も騒音も全く音が気にならないようにするには厳しい場合があります。
特に低音域(低周波音/衝撃音/振動音)を減らすことは難しいので、DIY対策では不十分な状況がそれなりにあります。
例を挙げるとすれば、
・マンションで上階や隣戸の騒音対策をする場合。
・道路沿いや線路に近い建物で騒音対策をする場合。
・賃貸で騒音対策をする場合。
主に上記の対策についてはDIY対策だけではなく、防音工事も検討したり見合わせる選択肢を持つのが良いと思います。
特にマンションで上階の足音など生活音対策で天井防音を検討する場合は、防音工事を優先して考えるのが妥当です。
足音(衝撃や振動)が建物(駆体や空間)を伝わって部屋に入って来るため、中途半端な対策よりも高い技術で工事をしたほうが効果も安心感もいちばん高くなります。
騒音調査をしてどこから来ている音なのかをハッキリさせてから対策すると尚良いです。(予想とは違い、あさっての方向から伝わって来ていることもあります)
私がやってきた防音施工で最も難しいのがマンションの天井防音(騒音対策)なので、難易度が一番高いのは間違いありません。
なのでくれぐれも市販品で対策するようなことは避けてください。
道路(幹線道路や裏道)沿いや線路に近い建物で注意するのは特に木造・鉄骨造の住宅になります。
木造・鉄骨造住宅はコンクリート造と比べて建物自体が軽いので、路面からの振動音や壁などに直接当たる音の影響を受けやすいです。
そのため音の大きさによっては工事のほうが良い場合があるのでよく検討してほしと思います。
賃貸では原状回復が前提となることがほとんどなので、対策方法が限られてしまうところがあります。
そのためDIY対策をするにしても条件的に厳しい場合も多いです。
基本的に工事は無理なのでDIYでなんとかしたいと思った場合は、壁や天井に多少の傷がついても仕方がないとある程度は割り切ることが必要かなと思います。
敷金を払って入居していれば退去時の補修費用(壁紙の張替え等)はそこから出ることになるので、そのお金が戻ってこないと割り切ればある程度良い防音対策になります。
でもその前に!その場所にどのくらい住み続けたいかを考えたほうが良いですね。
上記以外の対策にも言えることですが、DIY対策でも工事でも常に見合わせるという選択肢を持って検討するのがベストだと思います。
納得できないまま対策をするのは良くないです。
相談者のほとんどが初心者なので勘違いや感覚的にギャップのある人がいるのは仕方のないことですが、上記のことを踏まえて考えれば結論までの近道になります。
DIY対策をする上で効果のことを考えるなら、音を気にならないくらいにするというより、音を軽減する(現状よりできるだけ音を減らす)と考えるようにしてもらえればと思います。
市販品では広い音域で効果を出すのは厳しいですが、私の提案する対策なら広い音域で効果が期待できます。
住宅で音を消すという考えは工事でも論外になりますので注意してください。
女性の相談者は皆現実的でブログを読んでもらえることが多いので無茶を言う人はいませんが、男性の相談者は理想が高かったり、細かいこだわりがあったり、工事の域でやる事を求めてくることが多々あります。笑
私の提案するDIY防音対策は低音域から高音域までバランスよく減らせますし、きちんとした防音工事に比べて圧倒的に安く済みますが、音に敏感な人(敏感になってしまった人)や心配事の多い人は防音工事も検討するようにしてもらえればと思います。
音域の広いピアノ対策でも隣人騒音でも道路騒音でも良い成果を出していますので、DIY防音対策ならどこよりもリスクの低い対策ができると思います。
市販品の効果と比べる意味はありませんよ。