「もう失うものは何もなくなった。その時に、どうするのか。」みょうこうのひとりごと。 | 煩悩坊主みょうこうのブログ 【心と身体のカウンセリングで、あなたをサポートします。】

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みなさん、おはようございます。

今週も、加速度的に

時が過ぎてしまいました。

 

今週の火曜日でした。

福岡市内のある60代の男性から

相談がありました。

妻も死んだ。

子供はいなかった。

妻が死んでからは、

ついつい、ギャンブルにはまり、

お金もほとんどなくなった。

 

もう失うものは何もない。

あとは死ぬだけだ。

という相談を受けた。

 

本当に、こんな時に

どうするんでしょうか。

 

お釈迦さんは、

この世の中というものは、

夢のようであり、

財宝もまた幻のようなものである。

絵に見える遠近と同じく、

見えるけれども、

あるのではない。

すべては、

陽炎のようなものである。

と言われます。

 

師匠も言われていました。

人は不幸を恐れて

幸福を望むものだ。

だから、財産が豊富あって、

綺麗な妻やかっこいい夫がいる。

そして、地位や名誉もある。

そんなことを望んでいる。

 

しかし、よく眺めてみろ。

不幸の状態が、

そのままに幸福に

つながることもある。

財産が多くあると、

強盗にあうのではないか。

と心配する。

何もなければ、

そんな心配はいらない。

強盗から殺されることもない。

 

欲望というものは、

きりがないものだ。

 

失うものが何もない。

こんな素晴らしいことが

あるもんか。

 

うーん。

しかし、お金は欲しいものです。

 

今日も、

笑顔と元気で。

 

合掌

自由庵・和心堂住職明弘