一般質問に登壇します❶ 中学校使用教科書改訂による、採択協議会での取り組みについて |       荒尾市議会議員 田中ひろはるブログ

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令和6年第3回荒尾市議会定例会(6月議会)において、6月25日(火)の午後1時30分開議予定の本会議、一般質問に登壇します。

下記に、壇上で読み上げます原稿を紹介いたします。

 

1点目は、中学校使用教科書改訂による、採択協議会での取り組みについて。

全国的に小、中学校の教科書は原則として4年ごとに改訂され、今年は令和7年度から使用します中学校用教科書の改訂に向け、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律により、取り組みが行われています。

熊本県内では11地区を採択地区として設定し、地区内の市町村が共同して科目ごとに同一の教科書を採択する共同採択方式が採られ、本市は玉名郡市2市4町で構成する玉名地区採択協議会において協議、審査を行い、本年8月31日までに各教科において、どの教科書会社の教科書を採択するかが決定されます。

この決定に至るまでには教科書展示会開催が必須要件であり、この目的は学校の校長および教員、採択関係者の調査・研究、あわせて保護者をはじめ市民に教科書に対する理解と関心を深めてもらうためとされています。

玉名採択地区内では8ヵ所に展示会場が設置され、本市では教科書常設展示場いわゆる教科書センターでもある、市立図書館において開催されています。

展示される教科書は現在、学校で使用の教科書の他に、来年度に中学校で使用する各教科書会社から提供された見本本も展示され、市ホームページや広報あらお、公式LINE等を通じてお知らせがされています。

展示会には、自由に意見等を記入する用紙も備え付けられ、提出された意見等は採択協議会に届けられ、教科書採択に当たっての調査・研究に役立てられることになっています。

また、教科書の採択に向けた選定方法において、見本の教科書について専門的な調査・研究を行うため、教科ごとに数人の教員を調査員として委嘱し、調査員は調査研究資料等を作成し指導、助言、援助することとされています。

私は昨年9月議会において、小学校用教科書改訂での経過と結果、その取り組みについてお聞きしましたが、今回の質問は昨年の質問を踏まえ、いかに変更されたのかをあらためて確認するものです。

まず①つ目は、8月31日までに次年度以降に使用する中学校用教科書を決定しなければなりませんので、玉名地区採択協議会での教科書採択に向けたスケジュールについてお聞きします。

②つ目は、本市での教科書展示会期間が6月14日~7月11日とされました。

文部科学省は、今回の教科書展示会の期間を令和6年6月14日から同年7月18日までのいずれかの日から、14日間でと告示しています。

私は、昨年の一般質問で期間延長の必要について述べましたが、今回は前回に比べ倍の28日間と期間延長されましたことに、感謝申し上げます。

この期間延長を有効に活用していただき、③つ目に挙げています教職員の閲覧にもつなげられるよう、その取り組みをお願いしたいと思います。

昨年の小学校用教科書改訂での答弁では、閲覧者数の約3割が市内の教職員とのことでした。

名前を記入されなかったこともあるとは思います。

閲覧者総数が何人であったのか、そしてその約3割という数字が多いのかどうかは別にして、私は学校現場で児童生徒へ授業に使用する教科書において、改訂される教科書に学校の教職員には強く関心を持っていただきたいと思っています。

しかし現状において、勤務終了後や勤務時間内に展示会場へ行くことは難しい面があるのではないかと思うことから、学校現場でも触れる機会を設けるため、各学校を巡回する「移動展示」も検討されたらと、見本本の確保を取り上げています。

見本本の冊数の上限は、文部科学省で決められていると昨年の答弁にありましたが、必要なセット冊数について申し入れても聞いてはもらえないということなのでしょうか。

つ目の学校を通じて保護者への啓発については、すでに学校よりメールやLINE等を使ってお知らせがされているようです。

市民に対しても、お知らせがなされていることは先に述べましたが、一人でも多く関心を持たれる方の閲覧を期待して、この件については終わります。

⑤つ目は、全国の様々な採択協議会などで取り組まれています傍聴の件ですが、玉名地区採択協議会は今回、傍聴可能とされているのかどうかお聞きします。

⑥つ目は、保護者や地域住民等に対して説明責任を果たすための方策、教科書決定に至るまでの会議録の公開についてですが、今回も採択協議会の事務局がある自治体の情報公開条例に沿って開示とされるのか、それとも各2市4町のホームページにより積極的な公開をされるのかどうか、お聞きします。