ざっくりまとめ
- アームレストは外せるが跡がひどい
- 根本的に取り外すのはハードルが高い
- 誰でも簡単にできるDIY手法を発見!
アームレスト。高速道路やバイパスを長く走るドライバーには必携アイテムなのでしょう。でも、私にはあまり必要とするシーンがありません。今まで乗った車にはシートにもアームレストはありませんでした。
気にせず使わなければいいじゃない?という人も多いと思います。その通りだと思います。ですが、この後センターコンソールのフタを作り、ワンコが後席のクレートと助手席を場合によっては行き来すると思っているのですが、アームレストがあると邪魔で通れない狭さです。
その往復動作がなかったとしても、ヤリスクロスの純正アームレストの布の質感が生理的にどうしても耐えられません。あの質感・感触のことを私は「おじいちゃんのカイロの袋」と呼んでいます。人の好みは様々。例えば黒板にチョークで書く音がキーと鳴るのが耐えられない人と似た感覚で、私は純正アームレストが嫌いなんですね。背筋がゾワッとします。何故なんだろう?
というわけで、とにかく取り外してしまいます。といっても、納車前に事前に調べていて、取り外しには困難さが待ち構えているのでした。
アームレストはずしの困難さとは
アーム自体はアームについているフタ状のカバーを内装はがしでとりはずし、14mmのボックスナットのレンチで緩めるだけで簡単に外せます。
でも、問題はその後です。
シートには穴が開けられ、アームにかかる荷重に耐えられる金属の強固な土台がつけてあります。さらに、アームのストッパーとなる突起もついています。それらがカバーから突き出ているため、アームを外しただけでは、とても不細工な状態になってしまうのです。
カバーのプラスチックは2本のプラスネジで外せます。このタッピングネジはかなり固いです。力づくでゆっくり回していたのですが、どうしても1本だけまわせなくなり、ラスペネという固着したネジを外す油スプレーをかけたところ、スルスルとはずれました。そうした潤滑剤なしに無理にはずそうとしてねじ山をなめてしまわないようにご注意ください。
このカバーを外はずしてみるとそこに土台となる金属の塊が鎮座しています。実車で観察してみると、この金属を取り外すには、シートの表面カバーをシート背面側からめくりあげ、シート背後からネジを緩める必要があるとわかりました。事前の調査情報から、このネジ止めがシート脇からとまっているのか、背後からなのかによって、金属部分の取り外しのハードルが大きく変わると覚悟してました。結果は悪い方になってしまいました。
指を入れてねじ止め部を探ると下も上もシート脇はナット側になっていました。
さらに覚悟を決めてシートの下に手を伸ばし、シートカバーを捲り上げてみようとしましたが、カバーはシートの底でゴム紐で固定されていてとれません。
シートカバー固定紐の構造を正確に理解しないまま外すと、取り返しがつかなくなりそうです。過去、見切り発車で再三ひどい結果にしてしまった経験を積み、いい歳になって、ようやく立ち止まれるようになりました。
ですが、構造に興味はあったので、スマホを探査機にして偵察してみました。動画をライトONで撮って見返すだけなんですけどね。
結果、シートカバーの黒い平たいゴム紐は、シート底のクリップに引っ掛けられて固定されていたと分かりました。このクリップを探り、外せばシートが捲れるようになり、シート背面からあの特化状の金属が外せます。
金属外しても終わりじゃない
動画を見て構造がわかったわけですから、金属剥がしにチャレンジする手もあります。しかし、金属部分を外したところで、シートにはすでに大穴があいています。そして金具がなければ、純正のカバーをねじ止めする先がありません。大きな穴を剥き出しで放置するのは、さらに無惨な姿を晒すことになります。さすがにそれは耐えられない。何かでふさがねば。
純正部品の金属部分は二つの部品で構成されていて、カバー取り付けネジがある飛び出ている金属の方を別のものに置き換えて凹ませつつ、今の内側の金属とねじ止めできれば平らなフタで閉じることができます。
しかし、これはなかなか大変な作業です。私自身は気合いでやりきったとしても、後に続く人はいないでしょう。
型を取る
ということで、金属はずしはあきらめ、突起を隠す方針にしました。
まずは型取り!と、いきなり型取りから始めてしまっていますが、何らかの樹脂でカバーを作るつもりになっています。
フィギュアを作成する人が使う固まる粘土で穴を塞いでます。固まっても収縮率がとても少ないので型取りにもむいています。固まると、やすりで削ったり磨いたりもできます。多めに盛っておいて、後から削りながらデザインなり薄くなりしていくわけです。
裏面はこんな感じで、棒状の突起、局面円錐がしっかり型取りできています。これらの突起を隠す程度に表に膨らんだ新しい表面をつくり、もとからカバーを固定する2本のネジで共締してしまう作戦です。皿ネジを使えば平面に揃えることもできます。
デザイン的にみて違和感がない程度になれば良いですが、こうした部分は手作り感満載だと余計にダサくみえるので、しっかり丁寧に作ることがポイントです。
この写真では、極端に粘土を盛ってあるので格好は悪いです。金属の突起は小指の第一関節の半分程度なのてま、それくらいの盛り上がりをデザインで上手くカバーすればよいのです。
天日で干して、早く削り出ししたいなぁなんて考えてるところの写真です。
追加カバー作りの方向性
型どりを始めているものの、そもそも純正カバーに組み合わせる追加カバーをどう作るのか、まだ固まっていませんでした。実はこのブログを書きながら、頭の中を整理していたのです。そこでは2つの方法を書いていました。
1つめは、写真のように外から見た姿を削り出して作り、その型をシリコンでとって、そのシリコン型に紫外線硬化レジンを入れて板状のカバーを作る方法です。レジンは追加追加で固めれば一体的に固まるので、少しずつ盛り、盛りすぎたとしても内側ですから削ればよいのです。
2つめは、無残なシートの跡側を型どりして、その型の上から、柔らかくしたプラ板をかぶせる方法。きっちりやるとなれば、箱をつくり、網の上に型を置き、箱の中空気を掃除機で吸い出し真空状態をつくることで、柔らかくなったプラバンが型に吸い付くようにキレイに形成できます。(バキュームフォームというやり方)できたプラ板にパテ等で盛りつけ、見栄えをよくします。
手間がどちらもかかるので、そこまでやるかぁ?と自問自答していました。
すると、ふと頭にひらめいてしまったのです。3つ目のアイデアです。
シンプルが一番
3つめは、ブログを書きながら思いついた方法です。とても単純な方法です。
薄めの革でカバーをつくってしまえばよいのでは?純正カバーもシボ加工の表面(革のような模様)になっています。ということは、同じようなシボ模様の革布を純正カバーの内側に入れて、強制的にネジで留めてしまえば、あのダサい金属部品は隠せるはずです。超簡単!今すぐできる!やっちゃいましょう!
できました!
端切れの黒革から似た種類のシボ柄を選び、革の大きさは大きめに切り出しました。
そしてここで更にアイデアが湧きました。ネジのところに革の耳を出せば、シボ柄で埋まるので、さらに目隠し効果は高くなる!

位置合わせは大変でしたが、うまくアイデアを実現出来ました。
え!いいじゃないコレ!!
というわけで、仕上げにフタのネジ穴が4mmだったので同じく革にも4mmのポンチで穴をあけました。これは空けなくてもいい気はしますけども。。。

ますますバッチリ。
あとは、一番突き出た部分が先端部なので、そこは、両面テープで革が抜けないように貼ることにしました。

さて残すは実車装着!

完璧ではないですが、これでよくないですか?あの哀れな金蔵区丸見えの状態に比べたら断然マシになりました。
金属のでっぱりのために不細工ですが、他の方法と比較して、かかる工数や難易度、費用から見ても、かなり妥当な感じがします。
とりあえず、私はこれでアームレストの「跡」処理にはいったん終止符を打とうと思います。お天道様の下で乾き、型は出来てきますが、いずれまた気まぐれに使うかもしれません。紆余曲折でその回り道も楽しめるのがDIYかな?って思います。
ブログを書きながら思いついた方法へ決着していくという波乱万丈な感じでしたが、よき解決になった気がします。