私も今年のはじめになるまで気づくことすらなかった名古屋の自慢……。

「都心(東京)以外で200mオーバーのビルが林立しているのは日本で名古屋だけだ」

そう聞いた時にハッとしたのですが、確かに大阪都市部では伊丹空港への進入路にあたるため高さが制限されていて、200m超えのビルはあべのハルカス(300m)しかなく、その他の都市にも名古屋に競える摩天楼たる景観を誇れるまちはありません。





その200m級の超高層ビルが立ち並ぶ名駅エリアでも一番の高さを誇るのがきょうご紹介するミッドランドスクエアです。



↓↓「名駅探検隊!」1回目はこちら!↓↓




 建物内の各施設。





ミッドランドスクエアの施設案内です。





44階から46階にはオープンエアの展望施設「スカイプロムナード」が設けられていて、地上230mから名古屋の景色を堪能することができます。

なお、通常入場料はおとな1000円ですが、名古屋市交通局発行の各種1日乗車券(ドニチエコきっぷなど)でなんと200円オフの800円で入場できます。

メーグル1DAYチケット(おとな500円)でも適用ですので、でらお得です!!!





5階には14スクリーン、2205席(同ビル内には7スクリーン)の「ミッドランド スクエア シネマ」が入ります。



 ファッション。






この高層ビルのB1〜4階の17000㎡がラグジュアリーなショッピング&グルメが楽しめる施設に。



1階・2階はラグジュアリーフロアです。

〈ルイ・ヴィトン〉〈ディオール〉〈ロエベ〉の老舗メゾンに加えて、1階に〈カルティエ〉〈ショーメ〉〈ブシュロン〉〈ヴァン クリーフ&アーペル〉といったジュエラーも。





名駅通沿いの1階には北側から〈カルティエ〉とフラッグシップが路面店形態に並びます。

名古屋駅前の目抜き通りにラグジュアリーショップが並んだことで都市景観が一変しました。



3階には上質なセレクトショップが並びます。

〈マルティニーク〉〈ドゥロワー〉〈カオス〉(いずれもレディス)、〈ヴァルカナイズ・ロンドン〉(レディス・メンズ)、〈ジートランス〉(アイウェア)などが出店しているほか、フィレンツェにある老舗薬局〈サンタ・マリア・ノヴェッラ〉もこのフロアに。



 レストラン&カフェ。



4階はレストランフロアです。

地元からは千種区の高級住宅地・池下にある老舗洋食屋の新業態〈文化洋食店ヌーヴォ〉、東桜(東区)にある1日1組限定の貸切レストランが運営する〈ビストロ イナシュベ〉、星崎(南区)に本店のある蕎麦店〈紗羅餐〉(さらざん)といった力の込もったラインナップ。そのほかにも全国各地から人気店を集積させています。



サンロードと繋がるB1には高感度な食や雑貨が揃います。軽井沢発で人気のベーカリーショップ〈SAWAMURA〉や大阪・堂島に本店を置く洋菓子店が運営する〈サロン・ド・モンシェール〉、原宿発祥のフレンチレストランのビストロ業態〈ラ・スール オーバカナル〉など、各地から人気の店が集積。





なかでも注目は、大正7年創業、名古屋の昆布の老舗・石昆がプロデュースした〈味の司 石昆〉〈棊子麺茶寮 いしこん〉

中間にある光のエントランスを潜るとその先に茶寮が。隠れ家感があります。





数種の天然昆布をベースにだしを取り、麺は愛知県産の小麦「きぬあかり」を100%使用したオリジナルの太麺。製麺した時に絹のような明るさを持つことから命名されているように、見た目の艶感と食べた時のもちっとした食感がどえりゃー美味い!!




(出典:東海テレビ)



ハンバーグ師匠いわく、石昆の社長さんはドラゴンズファンらしく、昨年のテレビを見て行ってまいりました。野球観戦のシーズンも近くなってきましたので、観戦前に美味しいきしめんを食べてドームで大声を張り上げて応援していただければと。



 現状をしっかり維持すること。



トヨタ不動産はここがハイエンドモール初運営で、現在においても唯一のケースでありますが、非常にバランス感に長けたテナントミックスを取っています。オープンからずっと見続けてきたミッドランドスクエアも再来年で20年、ずっとこれを貫けたのは、やはり当地の購買力が非常に高いこと、それに加えて、この東海エリアの中心たる名駅地区において顧客の感度が非常に高まってきたことを意味しているものと考えます。




大阪・西梅田のハービスPLAZAには、

新たにクリニックモールが誕生した。



各地のハイエンドモールでは上層階のショップが持たなくて、インテリアや医療モール、貸会議室などの大型テナントで埋める傾向がみられますが、ここの場合はそういう部分がまったく見られないどころか、開業以来、インテリア系のショップについては入居実績がありません。ラグジュアリーをビルの1階に据えたハイエンドモールのリードオフマンともいえる大阪・梅田のハービスPLAZA(リーシング:阪急阪神ビルマネジメント)ではビル3階に大きなクリニックモールが誕生しているほか、貸会議室の増設などもおこなわれていて、リーシングの苦しさが浮き彫りになっています。



ミッドランドスクエアの誕生は、名駅通の東エリアがショッピングエリア化した端緒であるとともに、名駅にラグジュアリーブランドの路面店が出店するきっかけを与えてくれました。周辺ビルには〈グッチ〉や〈プラダ〉も地域最大規模で出店していて、ミッドランドスクエア開業前の景観から、がらっと印象を変えております。



ここの建物の場合、むしろ課題は外向きな面にあって、ミッドランドスクエアの空気感をどう外に波及していくのか。周辺に一部ラグジュアリーブランドの出店がみられる状況は先に記しましたが、たとえば〈タカシマヤ ウォッチメゾン〉が入る大名古屋ビルとの連携、また名駅通を南側に向けて、そして桜通を東側に向けて、歩きたくなるショッピングエリアへの取組強化、そして地下の整備。特にB1はサンロードに繋がっていますが、建物内外で全くの別世界となっています。ミッドランドの質感が東山線南改札や名鉄方面により近づけるかたちで実現すれば、地下も含めてエリアの魅力向上に繋がるものと考えております。



現状で総取扱高ベースの売上で200億円、面積比で申せばじゅうぶん好調でありますし、特に目立った改善点も見当たりません。20周年に向けて「変えない」ことに専念していただいて、建物の高さだけではなく、グレード感でより突き抜けていっていただきたいと思っております。




▶︎次回の記事は2/14(金)に公開します。



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