平成2年(1990年)から営業を続けてきた梅田ロフトはこの4月でクローズして、5月は当ブログで公式発表を待たずにフライングでお伝えしたとおり、阪神百貨店に移転することが決まっています。
移転とはいえ、1598坪から665坪へと半分以下の
つい先日、その梅田ロフトの現状を見てきましたのでレポートいたします。
ファサード。
梅田ロフトの建物外観です。
平成2年といえばバブルまっただなか。旺盛な若者文化の発信基地としての未来感をファサードにも込めたのでしょうか。
西側壁面にある「からくりオブジェ。」
今はオブジェは動かず、不思議な音楽のみが奏でられています。
館内。
1階の服飾雑貨フロアの床には滑走路のようなラッピングが。
これは平成23年(2011年)のリニューアルの際にラゲッジなどトラベルグッズを集積したフロアになったのと同時にラッピングされました。ほどなくフロアは移転されましたが、床のラッピングだけは残されたまま今に至ります。
コスメなどを集めた2階はご覧のようにガランと。壁面にはクローズ準備のためと思われる仮設のパーテーションが設置され、売場面積が狭まっています。
3階フロアと同じく壁面には仮設のパーテーションが。商品量の少なさにお気づきでしょう。
インテリアフロアである4階もご覧の通りで、エスカレーター横の展開スペースもなくなっていました。
最上部の7階・8階はそれぞれテナント運営のフロアですが、双方とも1月中に退店を完了しています。
ヴィレヴァンは梅田地区からは撤退し、なんばパークス・あべのキューズモールなど大阪府下12店舗に引き継ぎ、島村楽器は今春に移転を予定していて移転先を模索しているようです。
梅田地区の商況分析。
大阪駅・梅田地区は大阪に加えて今春にはグラングリーン大阪の開業によって、梅田北ヤードと呼ばれる大阪駅前に残された24haもの広大な敷地の開発が完了します(全体開業は令和9年(2027年)春頃の予定)。その一方で、梅田再開発の嚆矢として、平成初期に開発が進んだ茶屋町地区は相対的に地位が落ちています。阪急茶屋町口に面したファッションビル「NU茶屋町」(運営:阪急阪神ビルマネジメント)の3階にはアニメグッズ取扱最大手の〈アニメイト〉が入る始末。そのお隣で平成23年(2011年)に開業した「NU茶屋町プラス」(運営:同)では2階のインテリア雑貨店の跡地に、なんと100円ショップの〈セリア〉が新たに入りました。リーシングが難しい上層階への出店ならいざ知らず、サブカルや100均が梅田駅前のファッションビルの低層階に入るとはなんとも隔世の感を禁じ得ないものがあります。
ロフトは5月に阪神百貨店の6階南側に移転します。ひとつ上のフロアには〈無印良品〉が入り、神戸阪急の新館(ロフト4階、無印5階・6階)とまったく同じフロア構成になります。大幅縮小となりますが、名古屋でも令和5年(2023年)にナディアパークから大型店「ロフト名古屋」(平成8年(1996年)開店 ・2232坪)が撤退、栄NOVA(旧:スカイル)に令和3年(2021年)に開業した「栄ロフト」に移転集約というかたちを取っていたので、同じく非効率さが目についていた梅田ロフトの行方を懸念していたところはありました。
まとめ〜影の立役者の存在?!
梅田ロフトの隣にはMBSの本社放送センターが。
MBSが隣接地を狙った本当の意味とは?!?!
梅田ロフトの隣のビルは毎日放送(MBS)の本社・放送センターです。
実はこの梅田ロフトのビル、令和3年(2021年)にMBSの親会社であるMBSメディアホールディングスに所有権が移っています。放送局のグループが隣の商業ビルを取得する意図はなんなのか?当のMBSも「梅田ロフト閉店」はニュースで伝えているものの、今後のビルの活用については触れていません。シンプルに考えれば、老朽化したM館の設備更新のための受け皿的な用途に用いるものと考えられますが、B館を新設したばかりの同社が必要としているのかも疑問。
今回の撤退劇を描いたのはMBSグループであった、などということもあるかもしれません。
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