きょうタイムリーなニュースが入ってきましたので、優先してご覧いただきます。
名古屋の各メディアの報道によると、近鉄百貨店は近鉄名古屋駅直上のSC「近鉄パッセ」を令和8年(2026年)3月にクローズする方針であると報じています。
誕生当時の名古屋近鉄ビル。
(画像提供:大林組)
「近鉄パッセ」は昭和41年(1966年)の名古屋近鉄ビル竣工に合わせて「近鉄東海ストア名古屋店」として開業しました。デザインはル・コルビュジェの弟子である坂倉淳三氏によるもので、ルーパーのデザインや低層部の開放的空間が印象的な建築物です。その後は四日市店の運営母体である中部近鉄百貨店の店舗「中部近鉄百貨店名古屋店」となり、タカシマヤ開業を2年後に控えた平成10年(1998年)にはSCに転換して近鉄パッセという愛称が与えられました。平成21年(2009年)には中部近鉄百貨店が近鉄百貨店に吸収合併され、現在の正式名称は「近鉄百貨店名古屋店」でありまして、日本百貨店協会加盟店でもあります。
個人的な思い出としては、B1の食料品フロアはお世話になりまして、名古屋は大須に本店のある天むす店〈千寿〉や、ピリ辛手羽先が印象的な〈風来坊〉が入っていて、大阪へ旅立つ(関西人の私にすれば正確には「帰る」だが)前によく買っていました。近鉄特急のユーザーとしてはやや不便になります。ま、千寿は近鉄駅構内にも出店されていますが。
再開発が予定されている区画の一部。
名古屋近鉄ビルは手前から3つ目に建っている。
ここのクローズははじめから予期はしていました。北に名鉄百貨店本館、南に名鉄バスターミナルビルと名鉄のビル群に挟まれ、かつ名鉄名古屋再開発の区画に位置するため、近鉄グループとしても対応を迫られていたことでしょう。また印象的なビルのファサードとは裏腹に、店内は通路も含めて狭隘で老朽化は隠しきれていませんでした。加えてパッセが得意とするピュアヤングの需要は全国的に見ても減衰していて、ここのところ総取扱高ベースで前年比10%を超えるマイナスが出る月も多かったようです。
建替後は近鉄も区分所有者として名を連ねるも、名鉄主導の開発になることは必然でありまして、SCは名鉄グループが手掛けることになるでしょうし、そもそも近鉄百貨店の事業プランのなかで名古屋での事業拡大はメリットが薄いと思われるので、一応、四日市だけは残しておいて、本拠である関西に事業を集中させる計画なのでしょう。
装いを一新する名駅。そのなかでお別れしなければならないものも当然あるわけで………一抹の寂しさや、リアルな問題、不便もあるでしょうが、それを乗り越えて、新しくなる名古屋の玄関口への期待を持ちつづけていたいものであります。
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