神戸市建設局は中央区にある磯上公園を今月6日にリニューアルオープンしたとのことで、早速観に行ってきました。
(画像提供:神戸市建設局)
磯上公園は神戸市最大のターミナル・三宮に近接したロケーションにあります。実は同じく三宮地区に位置する東遊園地に市役所本庁舎を移転させるため同園の園地を縮小、その代替として昭和30年(1955年)に開園したのがこの磯上公園であります。
東遊園地から引き継いだ機能として、もともとは有料の貸グラウンドであった場所をスポーツコートエリアを残した約1haを大規模リニューアル。大きな芝生広場とヒーリングガーデンから構成され、市民の憩いの場として生まれ変わりました。
これがかつての磯上公園。一面、土のグラウンドで憩いのスペースという感じはありませんが………
先の画像とほぼ同じカットで撮ったものです。園地南側から北側に抜けるプロムナードも美しく整備され、右手には芝生広場(養生中のため防護ネットで仕切られている)が設けられ、アーバンピクニックが楽しめる空間に生まれ変わりました!!
芝生の中には立ち入らず、ネット越しに撮りました。ここのところの暑さもあり、芝の生育も良いと思いますので、きっとじきに緑の絨毯が仕上がることでしょう。
芝生広場の南側から北側を見ています。手前には一昨年にオープンした「神戸市立磯上体育館」、その奥には米イーライリリー・アンド・カンパニーが誇る世界最大の現地法人である日本イーライリリー社の本社が聳えます。日本法人だけで従業員数2700名、売上高は2232億円(ともに23年データ)なのだそうです。
次に園地東側にできたヒーリングガーデンです。
約2000㎡と規模はそこまで大きくありませんが、日本庭園のようなトラフィックをつくりだした秀逸な設計。
作庭したのは米・ポートランド在住のランドスケープアーキテクト、栗栖宝一さん。
ヒーリングガーデンの内部は6パートに分かれていて、それぞれに特徴ある仕掛けがなされています。
木陰をつくりだすには樹木の生育を待つ必要がありますが、気候が良いとベンチに座ってゆったり読書される方も増えるのではないでしょうか。
ちなみに遊歩道には保湿性が高く高温対策にも有効とされる竹チップが用いられています。北区淡河(おうご)地区で竹資源の活用を提案・推進している「淡河バンブープロジェクト」の一環です。
滝と池。ここまで美しいと借景のビル群が邪魔にすら感じますが、あくまでビルが先、こちらが後からできたもの。
磯上体育館の周りにもやや小ぶりな芝生が設けられています。体育館前にもベンチや椅子・テーブルが設けられていて、平日のランチタイムには弁当を携えたオフィスワーカーたちで賑わうのだそうです。
ここの一部の樹木は灘区の六甲山から移したものが使われています。
美しく蘇ったプロムナードを北側から見ています。
神戸市の久元喜造市長は完成記念式典で「人間らしいまちには潤いが重要」と挨拶されています。近傍の東遊園地を含めて、近年の公園整備はPark-PFIによる民間活力導入の事例が増えてきており、ここ磯上公園も三宮に近いロケーションであることからじゅうぶんに民間連携は考えられたのかもしれません。しかし憩いや潤いというものを市街地に残すためには、賑わい性だけを念頭に置く考え方ではダメなんだと実感いたしました。
神戸市は東京都区部および政令市の中で市民ひとり当たりの公園面積がR4末時点で17.6㎡と最大を誇ります。関西では大阪市3.5㎡、京都市4.7㎡、堺市8.7㎡となっていて、いかに神戸市がかねてより都市公園整備に力を入れてきたかがお分かりいただけると思います。
三宮から税関前方面、そして旧居留地に至るトラフィックの拠点として賑わい性を高めている東遊園地とは異なり、地域住民やオフィスワーカーたちの憩いの場として機能することになると思われる磯上公園。夜の景観も見事だということで、また見に来たいと思います。
▶︎次回の記事は6/19(水)に公開します。
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