↓↓前の記事はこちら↓↓


前回に続いて、金沢のおすすめ観光スポットとして人気のエリアをご紹介していくのですが、今回は加賀百万石文化の中枢である金沢城と兼六園を取り上げます。


金沢城公園

金沢城公園は加賀百万石・前田氏の居城「金沢城」跡の史跡公園になっています。


前回ご紹介した近江町市場至近の「黒門」を入り城郭に入ると気持ちの良い芝生広場が広がっています。

実は金沢城には明治以降、長らく陸軍関連施設や金沢大学のキャンパスが設置されていて、ごく一部を除き城跡を感じさせる建造物は姿を消していました。

石川県では隣接する兼六園同様、加賀百万石の栄華を後世に伝えていくための施設として、史実にもとづき城の復原をつづけています。


ご覧の大手門を潜り……いざ城内へ。


ご覧の「河北門」は金沢城正門の役割を果たします。

明治15年(1882年)ごろに一度消失し、平成22年(2010年)、実に約130年ぶりに姿を現しました。


内部は無料で公開されています。材質は石川県産の檜の一種「能登ヒバ」です。石川県の県木にも指定されているそうです。


三御門のうち江戸期から姿をとどめているのはご覧の「石川門」です。


「石川門」の名の由来は石川郡の方を向いていることに由来しているのだとか。この郡名こそ今の石川県の県名に繋がったわけです。


ここも無料で公開されているので内部からの様子を記します。


金沢城独特の漆喰壁に平瓦が葺かれた海鼠壁は当地の気候に順応させたものなのだそう。城は古の人たちのデザインと実用性の両立を目指した心意気が結集した場であると改めて認識しました。


内部のようす。

天井の高さに驚きました。


敵の侵入時に袋小路に陥れる枡形配置は当時の城郭建築によく用いられていました。

右手に石落としが写っていますが、破風の屋根に装飾が施されていてなんとも優美です。


正面は平成13年(2001年)に復原された五十間長屋、そして左手の二の丸跡ではさらなる城郭復原工事がおこなわれています。


園内には「鶴の丸休憩館」が設けられています。


城郭内に設けられたガラス張り、空調完備の無料休憩所。散策中のひとやすみができるほか、カフェ・展示施設・ボランティアガイドによる案内など、入城者に向けての多方面のサービス受けることもできます。


休憩所からみた橋爪門と五十間長屋のようす。

城郭全体を散策して、よくぞここまで再建したものだと感銘をおぼえました。

当地の歴史へのリスペクトの高さを強く印象づけられました。


兼六園


日本三名園として知られる兼六園。

「宏大(広大)・幽邃(奥深さ)・人力(人工的)・蒼古(趣)・水泉(水景)・眺望(遠望)」の各々に相反する六勝を兼ね備えるという中国・宋時代の書物からその名がつけられました。


兼六園に向かうアプローチは目下工事中。現在でも非常に素晴らしい景観美を構築しているので、完成後が楽しみです。


園内のみどころを少しご紹介します。


日本最古といわれる噴水です。

ポンプなどは用いられず、水源からの高低差だけで噴き上げているのだそう。


兼六園の代表的景観である徽軫灯籠(ことじとうろう)と霞ヶ池。

ここも季節ごとにさまざまな景観の変化を見せてくれます。


池の水面に掛かったりっぱな松は「唐崎松」。


自然石を七福神に見立てて配された「七福神山」。


園内はどこを切り取っても絵になります。回遊式庭園は数多あれど、ここまで美意識が結集された庭園は他に類を見ないと思います。みなさんにぜひ一度訪れていただきたいと念じます。



■□■GO-chin無料相談所■□■


◆ショップの売上を上げたい!
◆売れ筋の商材を入れたい!
◆生産者として販路を確保したい!
◆科学的分析を取り入れたい!
などなど……

ショップ、生産者など様々なご相談に、直接お答えします!ご相談は完全無料ですので、お気軽にお寄せください!
(内容によってはお返事いたしかねる場合もございます。)



g.osada.55labo@gmail.com